世界ノ食事

「食と建築土木」後藤治/二村悟

ここに出てくる建築物はだいたい農作業の合間や、漁師の換金用や保存用のためなどに食品を加工するためのスペースだったりとか、お茶っ葉を覆うための空間を自然物で作ったりとか、まあ正直なところ現代になってどんどん数を減らしていって、それこそこの本…

「江戸の野菜-消えた三河島菜を求めて」野村圭佑

すんごく個人的に卑近な希望の話をすると、この本の巻末で出てきた江戸野菜のイラストと短文紹介をカードにして、東京各地の農協で産地に行くと手に入りますよ(裏は解説とお勧めレシピだな!)というダムカード的な展開にしてくれたら、かなり楽しいような…

「食と建築土木」後藤治/二村悟

ここに出てくる建築物はだいたい農作業の合間や、漁師の換金用や保存用のためなどに食品を加工するためのスペースだったりとか、お茶っ葉を覆うための空間を自然物で作ったりとか、まあ正直なところ現代になってどんどん数を減らしていって、それこそこの本…

『食彩の王国』#459sp スパイスの誘惑~日本・インドネシア“香辛紀行”~

“スパイスロード”という表現は私は始めて聞いたのですが、これ、番組のオリジナルなのかな? ただ、言いたいこと自体はまあわかりやすいかな、恒常的な交易ルートか(シルクロードは嘘だ、と言われてますが貿易ルートとしてはあったのよ)、もしくは食材が伝…

「ワイン物語−芳醇な味と香りの世界史(上」ヒュー・ジョンソン

正直、ローマ共和制時代の大カトー(大っ嫌い)がカルタゴの良質なワインに嫉妬して同都市を滅ぼす決意をした、というのは「ホントかよ?」と思わないでもないものの。 あるいはイングランドが大陸フランスの領地アキテーヌの所有に拘ったのは、同地が輸出し…

『食彩の王国』#226 キビナゴ

キビナゴ−Wikipedia 正直、似た魚を食べた経験までは確かにあるものの、それがキビナゴだったのかどうかがどうしても思い出せず、サイズのわりには可食部が多く、食べやすいものの痛みやすくほとんどが漁獲地にて流通、んー、卵持ってる時に食べる…

『食彩の王国』#225 ひき肉

ハンバーグ−Wikipedia どちらかというと手の加えようがあまりないステーキ肉の類より、ひき肉のほうが日本人の気質にもともと合ってるんじゃないのかなー、とは確かに思ったんですが、ハンバーグ(当時はそれ以外の呼び方をしてたそうですが)を作…

『食彩の王国』#224 よもぎ

ヨモギ−Wikipedia よもぎって日本以外でも食べるのかしら? と思ったんですが、韓国の“よもぎ蒸し”ってマッサージっぽいなー(中国や韓国では食べててもあんまり違和感ないですが、下手すると日本から逆輸入w)。わりとアクの強く、食べられるもの…

『食彩の王国』#222 ハマグリ

ハマグリ−Wikipedia 私の学生時代、故郷である愛知県では海が日本一汚い、という認定を受け。その後なんとか盛り返したような気もしないでもないんですが、その数年後、東京で「江戸前ネタの寿司が」ということを聞いた時に若干血管がぷっちんと行…

『食彩の王国』#221 しらす

シラス (魚)−Wikipedia と、いうか、いくら生の時点でくっ付けられたからってその後天日干しされたからって、そんなにぺったりとお互い張り付いてていいんですか、それで海でやっていけるんだろうか、とちょっと人事(魚ですがな)ながら気になって…

『食彩の王国』#220 うずらたまご

ウズラ−Wikipedia うずらたまごというと「あー、給食によく出てきた」というのが一番の思い出なんですが(正直、家で使ったことはないですかも)、そうか、愛知県だったからかw なんでも戦時中にエサ不足っつーか、戦火にあったり食べられてもしま…

『食彩の王国』#219 ヨーグルト

ヨーグルト−Wikipedia 確か昔はヨーグルトの類を直接増やすんじゃなくて(もしくは最近だとヨーグルトを作るための菌も売ってますが)、確か動物の腸の中で発酵させるんじゃなかったでしたっけ。わりと古い作り方をしているのだろうブルガリアの人…

『食彩の王国』#217 みりん

みりん−Wikipedia もち米を蒸したものに米麹を塗して発酵させる、という作業工程を聞くとどっからどう聞いても見事にアルコールです。もともとスーパーなどではお酒が売れなかったのでそれでスーパーに並んでいるのは“みりん風調味料”なわけですが…

『食彩の王国』#216 赤貝

アカガイ−Wikipedia あ、へー、画面で見ているだけでもなにか“血のような”色をした体液が滲み出していたのでちょっとぎょっとしていたのですが、鉄ヘモグロビンが元だ、ということになると本当に血液みたいなものなんだー。なんでも貝類では唯一な…

『食彩の王国』#215 干し椎茸

シイタケ−Wikipedia 禅宗の坊さんてのはともかく(尼僧のメニューも一部で有名ですがw)、食事に拘るっていうか生活の全てに拘る、ということがよく言われているのですが(絵を描くのも禅宗だよー)その元になったのがこの干しシイタケなのだそう…

『食彩の王国』#214 イカ

イカ−Wikipedia 基本的にあんまりヨーロッパでは海産物は食べないそうなんですが(日本食の影響ってのはむしろあるんだって)、イカなんてのは特に「悪魔の魚」と言われ、ああ、確かにw その例外地域は南北イタリアにスペイン辺り、その習慣がどこ…

『食彩の王国』#213 湯葉

ゆば−Wikipedia えーと、湯葉ってのは豆乳に熱を加えることで成分中のたんぱく質と脂肪が熱変化して起こる現象をラムスデン現象と呼ぶみたいなのですが(Wiki先生)、牛乳の膜もこれと同じ原理でいいみたいですね。 基本的に中国の古代で生まれ…

『食彩の王国』#212 ネギ

ネギ−Wikipedia で、えーと、番組で取り上げられていた白ネギって結局、ラーメンに盛られていたのと中国で油に香りを移すために炒られていたのだけかなぁ? ネギは種類の多い品種なのだそうで、もともと中国の西部から暑さに強い青ネギが関東へ(多…

『食彩の王国』#211 ハタハタ

ハタハタ−Wikipedia ちゅーか、昭和40年ごろには21万トン、平成3年には71トンと激減して、、、という段階で一体どんな数値なんだか見当もつかないわけですが、主に産卵期、海面に産卵のために上がってくるところを一網打尽って辺りで逆によ…

『食彩の王国』#210 たらこ

たらこ−Wikipedia 大雑把、というか広義では“タラの子ども”がたらことされるようなんですが。 特にスケトウダラの卵のことを指すみたいですね、なんでも卵・真子が一番珍重されるため、漁船は網を使わず抜け駆け厳禁、一団となってスケトウダラの群…

『食彩の王国』#209 大根

ダイコン−Wikipedia 日本には百以上もの“地大根”が存在しているとのことなのですが。 んー、弥生時代の中国種と日本古来種の交雑が起こったんだよー、以外のことが書かれてないところを見るとやっぱり品質の違いってほぼ土の違いってことでいいのか…

『食彩の王国』#208 セリ

セリ−Wikipedia もとはきっと田んぼの畦などに、自然に生えていたのではないかと思うのですが(農薬の中には雑草を枯らすものもあります)、番組では他に出稼ぎに出るしか選択肢がなかったのだという“三関ゼリ”、江戸時代に「ふけ田」沼地しかない…

『食彩の王国』#206 寒ブリ

ブリ−Wikipedia 非常にこうぼてっと太りきった姿に美味しそうだなぁぁ、としみじみと思うのは海産資源の国、特に東西の海流のすれ違う場所に位置する島国ならでは、という気もしますが。 師走=12月によく食べられることから“鰤”という字が出来た…

『食彩の王国』#205 柚子

ユズ−Wikipedia なんでも山椒と並んで二大香料とまで言われているらしいかんきつ類。 ウチも大概昔からの食材と縁がなくなってしまいましたが、柚子は時期にもなるとスーパーに普通に並んでいるし、使い勝手もいいしでなんだかんだとほとんど毎年ご…

『食彩の王国』#204 海老芋

エビイモ−Wikipedia おお、短いとはいえWiki君にエビイモの単独項目ありますね。 京野菜の一種で、サトイモの仲間、えーと? 親芋を植えると子芋と孫芋が出来てくるので親芋と小芋の間に土を被せてエビの反りのような形を作る? いや、理屈とし…

『食彩の王国』#203 はぜ

ハゼ−Wikipedia ハゼが干潟で口をぱくぱくさせているのを見ながら母上が「なんでムツゴロウって不味いのかしら」とのたまったんですが、確か絶滅危惧種(食っちゃいけないというレベルではないけど)なのに食うなとか、一応データ調べたらわりと味…

『食彩の王国』#207sp スペイン〜魅惑のイベリコ豚紀行〜

イベリコ豚−Wikipedia 基本的にゃあ農牧を行なっている地域は農牧にしか向かないというのが定石なので。 まあ、それこそ、このイベリコ豚が育てられているスペインの一地域にとっては、それが贅沢だなんだという以前に下手をするとそれしかなかった…

『食彩の王国』#202 牛ロース

すき焼き−Wikipadia 牛ロースっちゅうよりどっちかというとその薄切り肉を使った代表的な料理、すき焼きの回だったような気もしなくもないんですが(しゃぶしゃぶも出てきてましたね)、江戸時代に薬と称して牛肉を食べていた、というのはそういえ…

『食彩の王国』#201 くるみ

クルミ−Wikipadia 姫胡桃ならまだしも、鬼胡桃を割るのは大変、というのは多分、姫胡桃のほうが少し丸みを帯びているからじゃないでしょうか。わりとどこを叩いても割れる、というか力の伝わりやすさはあるんじゃないのかなぁ。 今現在農家で作られ…

『食彩の王国』#200 なめこ

ナメコ−Wikipedia 私たち日本人がぬめぬめしたものをわりと平気で食べられるというのも、結局はあれ、慣れと知識によるものだしなぁ、まあ正直、納豆の類はわりと平気だしなめこにしたところで味噌汁なんかに入ってる分には平気ですが、だらーっ、…