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「カール大帝-ヨーロッパの父」世界史リブレット人029、佐藤彰一

カール大帝―ヨーロッパの父 (世界史リブレット人) 作者: 佐藤彰一 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2013/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る そもそもこのカール大帝、の大帝の部分は皇帝の意味で、なんの皇帝かというとローマ皇帝。この…

「カペー朝−フランス王朝史1」佐藤賢一

そもそもカペー王朝というのが名前くらいは聞いたことがある程度で実態がわからない人も少なくないんじゃないかと思うんですが、あれですね、「イングランドのプランタジネット王国」に王の嫁を領土ごと寝取られたのがこの時代。 (カペー朝の王領直轄地がフ…

「アルマダの戦い−スペイン無敵艦隊の悲劇」マイケル・ルイス

そもそも通常の戦争においてはお互いの国の事情を全て出し切ったのちに戦略(戦略は戦闘行為よりも前のことも戦闘行為より後のことも関わるし、そもそもそれ以外の道もいろいろあるよね)というより戦術の単位で最終的に片が付けられるものなのではないかと…

「イギリス・ルネサンスの女たち−華麗なる女の時代」石井美樹子

まあ大雑把にイギリスの歴史を述べると、フランス(とは言っても当時はフランス王家の血統じゃないんだけどね、あとでその家がフランスの王家とも絡みました)からプランタジネットという家がやって参りまして、それがまあ、来歴が来歴だからなのかフランス…

「エリザベス−華麗なる孤独」石井美樹子

イングランド王家の(イギリスというか英国王家のではない、この時点でスコットランドは統一されていないので)(この次の時代に彼女のライバル的存在だったスコットランド・メアリの息子がエリザベス1世の後を継ぐ形で両家を統一)エリザベス1世は、まあ…

「スペイン フェリペ二世の生涯−慎重王とヨーロッパ王家の王女たち」西川和子

大雑把にスペインの統一王家の1代目、彼の父親と母親がカスティーリャとアラゴンの両王家の血を引き、ついでにオーストリア・ハプスブルク家というのは彼の弟から派生し、もう一つついでにブルゴーニュというフランスの地方王家の血も入っているので、もう…

「狂女王フアナ−スペイン王家の伝説を訪ねて」西川和子

正直大変申し訳ないながら、どうしても彼女の人生において気になってしまうのは「本当に狂っていたのか」という一点で、そういう意味で言うと、まあ概ね公平であったのではないかなぁ、とは思うのですが、若干語り口調が小説チックというか、一人称を使って…

「フランスを支配した美女−公妃ディアヌ・ド・ポワチエ」桐生操

この著者名を『本当は怖いグリム童話』などのシリーズで、些かよくない(というか端的に薄いんです、内容が、入り口にはいいのかなぁ? 私にはわからない)イメージがある人もいるのではないのかと思うのですが。 大雑把な感触としてはフランスの女性に関し…

「ブルゴーニュ国家とブリュッセル-財政をめぐる形成期近代国家と中世都市」藤井美男

ブルゴーニュ国家というのはこの当時だと「ブルゴーニュ公国」かな? フランスのヴァロア王朝の傍系で、現在もブルゴーニュの名前がフランスの県として残って入るのですが、まあ大雑把にあの辺から(アバウト、ワインで有名だったりしますね)ベルギーの国境…

「カトリーヌ・ド・メディシス」オルソラ・ネーミ/ヘンリー・ファースト

イングランド女王であるところのエリザベス1世といえば、まあ、現在の英国王室のエリザベス女王(2世)と同名である、というところも手伝って聞いたことくらいはある、多少の足跡に関してなら耳にしたことはあるよ、という人も多いのではないかと思うので…

「図説 海賊」増田義郎

そもそも「海賊」というものの定義を考えると、まあ海にいる無法者だよねー、という結論しか出てこない以上、この本の最初で人類が海に進出してからはずっといるよね、というのも至極もっともな話ではないかと思うのですが。 とはいえ「山賊」とはなにか? …

「オックスフォード ブリテン諸島の歴史(5」14・15世紀、ラルフ・グリフィス

まあそもそも「イギリス」という日本国内の呼び方はあかんのではないか、ということはわりと昔からよく言われているわけですが、大雑把に言うと英国を構成する主要地域であるイングランドのポルトガル訛り、という経緯自体にはそれほど悪気もないというか。 …

「エリザベス一世−大英帝国の幕あけ」青木道彦

イギリス、というか、英国の主要地域をなすイングランドの歴史は細かい人はノルマン・コンクエスト(いろんな意味で途中だと思いますあれ;)から、大雑把な方はこのエリザベス1世の父親である「イングランド史上最悪」の暗君とされるヘンリー8世時代のご…

「子どもたちに語るヨーロッパ史」歴史文化ライブラリー216、ジャック・ル・ゴフ

ジャック・ル・ゴフ氏はフランスの中世史を主に扱う歴史家で、うーん、アナール派という比較的新しい世代の人だ、と捉えられているのが一般的ではないかと思うのですが、実際のこの人物の活躍時期が結構古いというか、今読むとぽちぽち違和感がある部分も。 …

「黒死病−ペストの中世史」ジョン・ケリー

この時代が実際、この本に扱われていたような中世(この本だと12世紀から13世紀くらいだったっけ? 英仏百年戦争が確か14世紀だよね、前にちょっと当時の状況に詳しい本読んでたらペストの話が出てきてました)の頃、果たしてどんなふうに呼ばれていた…

「フランス中世歴史散歩」レジーヌ・ペルヌー/ジョルジュ・ペルヌー

読んでいて大雑把にイングランドのノルマン→プランタジネットの本と思い込んでしまったことは確かに自分もどうだったんだろう、とは思わないでもないものの、最終的に6割は少なくともその関係で本文の比重が超えていたような気もしないでもなくw よくよく…

「ヘンリー四世 第ニ部」シェイクスピア全集16、シェイクスピア

ここまで『エドワード三世』、『リチャード二世』そして『ヘンリー四世 第一部』という順番で読み進んできたんですが(時代順であって刊行順ではないです)、まずエドワード3世がフランスと戦い、その孫であり、フランスとの百年戦争の英雄的存在であるエド…

「アイヴァンホー(上」ウォルター・スコット

大雑把にフランス王とイングランド王(フランス王はさっさと国帰っちゃったけどね)(イングランド王は実際には十字軍から戻っても国には戻らなかったね)の連れ立っていった、というか第三回十字軍。 かつてフランスのノルマンディー地方からの侵略があった…

「アルフレッド王の戦い」C・ウォルター・ホッジズ

アルフレッド王というのはそもそも彼のお父さんの代に(末っ子だったっけ? ともかく直接王位を継いだのではなくて、お兄さんたちが順に戦死していったような時代でした)イングランドの七王国の統一を始め、当時はまだ首都ではなかったロンドンを含む南部イ…

「ヘンリー四世 第一部」シェイクスピア全集15、シェイクスピア

一つ前に読んだ(というより、時代が直接つながっているということなので順番に読んだのですが)「リチャード二世」の時代にクーデターによって王位を握ったヘンリー4世と、その息子である王子ハル、さらにその放蕩仲間であるフォールスタッフ。 そのリチャ…

「フランスの中世社会−王と貴族たちの軌跡」歴史文化ライブラリー216、渡辺節夫

当面とりあえず「封建社会下においてレーン制は成り立つのか」というのがどうしても頭から離れてくれないんですが、要するに“レーン制”というのは自分で主君を選ぶことで(唯一の相手と行う臣従の例であるオマージュと対比されてましたが、レーンってのは実…

「中世ヨーロッパの歴史」堀越孝一

“イギリス”というのはそもそもイングランドからの転用なので(最初に日本人と接触したポルトガル人がイングレスと呼んでいたのだとか)、まあ、どちらを使っても間違いではないと思うのですが、さすがに交互に出てくるってのはないだろうとか。 神聖ローマ皇…

「シャルルマーニュの戴冠」ドキュメンタリー・フランス史1、ロベール・フォルツ

“ドキュメンタリー・フランス史”(全10巻)の1冊めで、取り扱っているのがフランク王国メロヴィング朝の末期からカロリング朝への移行期、要するにシャルルマーニュ(カール大帝)よりも少し前の時代からなんですが。 シリーズ通して大雑把にフランスその…

「中世ヨーロッパの都市世界」世界史リブレット23、河原温

中世ヨーロッパの都市世界 (世界史リブレット)作者: 河原温出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 1996/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 13回この商品を含むブログ (3件) を見る そもそも“中世ヨーロッパ”が暗黒の時代だった、とかつて言われていたとい…

「中世世界とは何か」ヨーロッパの中世1、佐藤彰一

まあまず“中世”という歴史区分にしてからが古代を決め近代を決め、時と場合によって近世を取り除いた残りの部分であるところからしてどうしてもその呼称自体で実情を伝えないという側面はあるのではないかと思うのですが(昔の畑だった東洋史を思い返しても…

「エドワード三世」シェイクスピア

正直この『エドワード三世』がシェイクスピアの真作かどうかが怪しい、ということは前から薄っすら聞いていたのですが(むしろシェイクスピア以外の劇作家知らね)、ある意味で逆に「最後に残った疑問視されている作品」と聞くと、それはそれで価値があるよ…

「ヴァイキング−世界史を変えた海の戦士」荒正人

正直日本人的には、「なぜ食べ放題のことをバイキングって呼ぶの?」という興味が先にたってしまう体たらくなんですが(北欧由来のビュッフェを、当時日本で公開していた映画の食事シーンになぞらえたのがきっかけみたいですね)(つまり日本特有か)、もと…

「ガリカニスム−フランスにおける国家と教会」エメ・ジョルジュ,マルティモール

そもそもヨーロッパの国々では「ローマ教皇によって各国の王が任命される」という建て前がありまして(これはどうも、ローマ帝国からのつながりなんですが、これ自体もまたややこしい歴史が)、とはいえ、実際にはそれぞれの国の現実、“俗世の権力”によって…

「図説 ロマネスクの教会堂」辻本敬子,ダーリング益代

この、ロマネスク、という言葉自体が“ローマ式の復興”というような意味があるようですが、個人的には説明を聞いている限りは、技術がほとんど全て失われた後、また一から自分たちで作り上げていったような気もするなぁ、という中世ヨーロッパ初期の話。 とり…

「シャルルマーニュ」ジョゼフ・カルメット

どちらかというとこの“シャルルマーニュ”という呼び方よりも、ドイツ読みのカール大帝のほうが聞いたことがあるかなぁ、まあ、どちらにしても聞いたことがある程度という人が一番多そうだなぁ、と思うのですが(シャルルマーニュに「皇帝」という意味が含ま…

「中世イタリア商人の世界−ルネサンス前夜の年代記」清水広一郎

中世イタリア商人、と銘打たれてはいますが実際に本の中で扱われていたのはフィレンツェの商人で『新年代記』(Wiki先生の表記に合わせます)の著者であるジョバンニ・ヴィッラーニについてで、ちょうど『神曲』を書いたダンテのだいたい一世代あとの人…

「シャルルマーニュの時代」J.ブウサール

正直まあ、日本ではわりとよく見られる光景なんですが、ヨーロッパの歴史を遡るに当たってまずローマ帝国を押さえ、続いてフランス/イタリア/現在のドイツの地に相当する“神聖ローマ帝国”の出現したフランク王国カロリング朝の「解体」をすっ飛ばし、まあ…

「フランスの中心 ブルゴーニュ 歴史と文化」饗庭孝男(編

ブルゴーニュ、というのはフランスの地方の名前で、まあ、大雑把に起源を辿ると現在のフランスの前身である“フランク王国”がこの地に存在する以前からその地にあったブルグンド王国(ゲルマン系なのでドイツ読み、ブルゴーニュがフランス読みです)が、若干…

「修道院−祈り・禁欲・労働の源流」今野国雄

修道院というのは宗教者が自身の信仰を高めることを目的とし、人里離れた場所で祈りの日々を送る、というのがその主要コンセプトである宗派のことを指していうのですが。自分たちだけででがっつりと自給自足に足るほど作ってるとそもそも祈ってる暇がなく。 …

「イングランドの中世騎士−白銀の装甲兵たち」クリストファー・グラヴェット

そもそもこれ自体が19世紀に作られた概念だ、とも言われるのですが、イングランド王家によるフランス王位の要求から(等親でいうと実際近いです)、イングランドの大陸側領土からの撤退までを含めた百年あまりを指す≪英仏百年戦争≫と。 それに引き続いて起…

「ベーダ 英国民教会史」高橋博

そもそもイギリスというのはイングランドが訛ったもので、英国(連合王国)を形成する地域の一つなんですが、そのイングランドの形成よりもさらに昔、この島のアングロ・サクソン諸民族(他にケルト諸族がいます)を指して“七王国時代”と呼ばれていた頃。 そ…

「テンプル騎士団の謎」レジーヌ・ペルヌー

テンプル騎士団というのは“神殿”騎士団という意味で、どういうわけか「ユダヤ教徒はなんか食堂って呼ぶんだよねー」みたいな会話が確か本の中で交わされていたような気もするのですが、聖地に向かうための欧州からの巡礼者を守るために騎士団として設立され…

「双頭の鷲(下」佐藤賢一

まあ、こういう一生涯を扱った物語の後半生が勢いが落ちる、というのはある意味で仕方のないことというか、上巻のほうが面白かったな、というのが実感ではあるのですが、でも全ての親子関係が「綺麗にまとまった」のはちょっと蛇足に感じたというか。 (お嫁…

「双頭の鷲(上」佐藤賢一

正直なところナショナリズムの台頭はあれど、「この」流れとはあまり関係のないところから生まれてきたというか、この“百年戦争”そのものがむしろ両国民に“イギリス”(というかイングランドですが)、“フランス”の意識を生じさせたのかもしれないねぇ、とい…

「東ゴート興亡記」松谷健二

もちろん“彼ら”の移動については昔から、やれ食い詰めたのだ、人口増加だ、いや、気候変動が、といろいろ言われているわけですが(どれも正しいんだと思います)、でも本当にそれだけかぁ? と疑問に思う著者さんももっともで。 ゴート、というのはそもそも…

「百年戦争−国家財政と軍隊」山瀬善一

“百年戦争”というのはイギリスとフランスの戦争で。 まあ、詳細は省きますが、これより昔、フランスの地方豪族がイングランドの地を征服し、王族にフランス王家の血が流れ込んだため、フランス側で王家が断絶した時、今から聞くとちょっと信じられないことに…

「テンプル騎士団」レジーヌ・ペルヌー

とりあえず、個人的には≪十字軍≫というものが昔から嫌いで仕方ないんですが(テンプル騎士団は平気ですけどね、顛末アレだし)、この本を読んで日本にも宗教騎士団あったらいいんじゃないか、とは素直に思いました、あるといいんじゃないでしょうか宗教騎士…

「英仏百年戦争」佐藤賢一

イギリス側の“英雄”、黒太子エドワードは名前だけ。フランス側の“救世主”であるジャンヌ・ダルクはもちろん知ってはいたんですが、どうも民間で伝わっている話が有名になったのはずっとあとのナポレオンの時代なのだとか。 んで、当のタイトルの「英仏百年戦…

「ナポリ−バロック都市の興亡」田之倉稔

この南イタリアの地に位置する都市が深く愛する道化師“プルチネッラ”はそもそもどこか別の土地から流れていた意匠の一つで、貧乏で子沢山、大食漢でお調子者、というところのみが固定されていてあとはその時代時代の俳優演出家次第。 映画の世界やらましてや…

「クローヴィス」ルネ ミュソ=グラール

まあ大雑把に言ってしまえばほぼ現在の“フランス”の地に、最初に国を打ち立てた(それ以前にローマ属州ガリアの地は存在するわけですが)(中心となっていたのはどちらかというと南仏の地で、この王国以降もそれは長い間保存されていたのだとか)フランク王…