交通史

「近代日本交通史-明治維新から第二次大戦まで」叢書・現代の社会科学、廣岡治哉・編

この少し前に読んでいた『日本交通史』が1992年(平成4年)に刊行されて、こちらの本か1987年(昭和62年)か。で、正直なところ現在2015年もそこまで進んだ分野とは言い難いらしいんですが、少なくとも個別論文くらいしかなさそうだな…。鉄道…

「激安エアラインの時代-なぜ安いのか、本当に安全なのか」杉浦一機

正直この著者さんにはピーチ・アビエーションの評価を聞いてみたい気になるものの、LCCの本格導入(スカイマークや地方拠点路線は段階的存在という位置づけ)の少しあとに刊行された本なのでこういうタイトルになっただけで実際には「日本のLCC前史」…

「エアライン敗戦-格安航空来襲とJAL破綻」杉浦一機

本は2010年の刊行なのでJALの経営破綻、あの時はなんだったっけかな(これ書いてる2015年1月現在にスカイマークが民事再生申請です)、どういう事情なのかをよく把握してなかったんですが、高コスト体質なところでリストラが遅れ、2008年の…

「関東河川水運史の研究」丹治健蔵

とりあえずこれは完全な論文集なので、少なくともここから読み始めるべきではなかったな、とか、私はどちらかというた多摩川水系の人間なんですが(いや水道の水源が、とりあえず周辺に川ないです)、利根川水系のことはわからないなぁ、とか、ただ、少し前…

「維新期の街道と輸送」山本弘文

1972年の刊行でこのあと一回増補されているんですね、あー、いかにも補足出来る内容ありそうだしなぁ。すごく大雑把にかつて江戸五街道が幕府の手によって整備され宿郷・助郷制度によってその負担を分担していたものの、そもそも責任の所在が曖昧になり…

「道のはなし(2」武部健一

そもそも「道」も「道路」も中国からすでに使われていた言葉らしくて、しかも道と出てくる場合には抽象概念が多く、道路となると完全に物理的な道でしかないという辺りも同じなのでちょっと笑ってしまったんですがwそれが文学や公式文書だけでもなく、現代…

「道のはなし(1」武部健一

この方はかつて高速道路に携わっておられてその時にしばしば高速道路がかつての「国分寺」の側を通ることから疑問を感じ、古代道路の研究を覗いてみたらそのルートの相似性がところどころで語られていた、という結構面白い経路を辿っておいでの方ではないか…

「新東海道物語-そのとき、街道で」新東海道物語を進める会・編

冒頭で語られていた日本橋川はつい最近気付いたんですが、まさか本当に日本橋が先に出来たんだとは…w もともと湿地の中に橋を作って、用水路を作った、という順番なんですね、で、そこが江戸の頃の五街道の起点となった、という。ただ東海道そのものはそれ…

「エアライン戦争」別冊宝島社編集部・編

2000年の刊行なので14年前なんですが、その間の違いと言ったらこの本の中でも危ないと言われていたJALの破綻、それからのちの再生(危ないと言われてなかったところが特にないので語弊がありますが、NWとかスイス航空やルフトハンザくらいかな、…

「空から見える東京の道と街づくり」じっぴコンパクト新書146、竹内正浩

<カラー版>空から見える東京の道と街づくり (じっぴコンパクト新書) 作者: 竹内正浩 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2013/03/14 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 8本(というより、環状1号はどうも旧江戸城の内堀らしいので、7本って…

「道(2」ものと人間の文化史116、武部健一

もともと七道駅路というのが律令制の頃にあって、それからかなり時代がぶっ飛びまして鎌倉幕府の頃には「いざ鎌倉」という言葉を思い出していたんですが、御家人が鎌倉に駆けつけるための上道・中道・下道(これ読み名が謎なんですねw)があってね、という…

「道(1」ものと人間の文化史116、武部健一

すごく正直にこの本に辿り着いたのは明治初期にルートが選定されていた鉄道初期の計画のことを調べていて、まず江戸五街道が基盤にあって、と進み、甲州街道は新設(道自体は前からありますよ)、東海道はルートが変更され、中山道はもともとは東山道と呼ば…

「近代交通成立史の研究」山本弘文・編

タイトルを見るとやっぱり鉄道を思い出す人も多いと思いますが、実際それもありますが思ったよりも、なんだ、東海道の宿場町、舞阪宿が財政破綻して(幕末に行き来が増えたのに補償がありませんでした、これ何度も聞くけどなんでだ?)ぴーぴーとお金足りま…

「ぶらり鉄道、街道散歩」芦原伸

ちょうどこの辺りのことを読んでいる真っ最中だったので、少し期待して手に取って、タイトルにそぐわなかったわけでも、文章が下手だったわけでも、内容が詰まらなかったわけでもないのだけれども、うーん、なんだろ…。上手く言えないんですが、地域と歴史の…

「東京古道散歩」荻窪圭

東京古道散歩 (中経の文庫) 作者: 荻窪圭 出版社/メーカー: 中経出版 発売日: 2010/05/04 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (5件) を見る 東京の「古道」と言われるとまあまずちょっと詳しい人だと江戸の頃の日本橋を基点にし…

「古地図・古写真で見る東海道五十三次」別冊歴史読本21、今井金吾

もともと旧街道や江戸時代への興味から入ったわけではないもので(鉄道の建設初期の話だとどうしても前時代の事情が関係してくるので少しずつ)、この前に何冊か読んでいてようやっと宿場名には聞き覚えが出来てきたというところなんですが。神奈川県下の宿…

「荒川ぐんぐん-自転車旅マップ」自転車生活ブックス8、自転車生活ブックス編集部

鉄道関係の資料を読んでいると時々出てくる荒川や、荒川放水路(大正時代に治水のために流域を真っ直ぐに工事しましたよ、この本には出てませんがもとの流れが隅田川)との関係がどうにもわからず、荒川そのものの本を読んでもどうも情報が断片的、というこ…

「関西国際空港-生者のためのピラミッド」佐藤章

関空に関しては日本初のLCCであるピーチが就航した、という以降がわりといいイメージがあるんですが、それ以前に関してが赤字空港とか「地盤が沈むんだよ!!」とか、要するにダブルパンチで空港が沈んでいる上に閉鎖される予定だった伊丹空港が残存とな…

「エアラインの攻防」鳥海高太朗

エアラインの攻防 (宝島社新書) 作者: 鳥海高太朗 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2013/12/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る エアアジアのANAとの提携解消と一旦の日本撤退を受けて書かれた本かな? 2013年の12月なので読んだ時点で…

「日本交通史」児玉幸多・編

こんなタイトルで時々参考文献として挙げられているのも見ますが平成4年、1992年の刊行で、五畿七道(か七道駅路、どっちが一般的なのかなぁ、どっちもそこそこ見る)に関してもがっつり出てきてるのがちょっと嬉しいかな…、これ、実在してると思われて…

「都営地下鉄・都電・都バスのひみつ」PHP研究所

都営地下鉄・都電・都バスのひみつ 作者: PHP研究所 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/02/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る かつて馬車鉄道(レールに馬車を乗っけた作りですね、確かアメリカから車両が来て…

「道と川の近代」高村直助

近代の交通というと新しい技術である鉄道に主に焦点が当たっていて他があまり省みられず、ということが語られていたんですが、結局鉄道にしたところで本当に初期の頃だけで他の交通の発展と事情が絡む時期になるとよくわからない扱いされるようなことになっ…

「東山道の峠の祭祀・神坂峠遺跡」遺跡を学ぶ044、市澤英利

東山道の峠の祭祀・神坂峠遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 44) 作者: 市澤英利 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2008/03/11 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る そもそも東山道というのは七道駅路の一つ、律令制の頃に整備されたうち…

「航跡-Standing together,drawing an eternal line」日本郵船株式会社広報グループ

もともと日本で始めての海運会社が日本国蒸気郵便という名前で、それを三菱商船が吸収し、その後共同運輸というライバル会社が出来て、そこと合同したのがこの日本郵船。まあ要するに日本の海運の歴史のほとんどを占めているみたいな来歴なんですが。なぜか…

「関東河川水運史の研究」丹治健蔵

とりあえずこれは完全な論文集なので、少なくともここから読み始めるべきではなかったな、とか、私はどちらかというた多摩川水系の人間なんですが(いや水道の水源が、とりあえず周辺に川ないです)、利根川水系のことはわからないなぁ、とか、ただ、少し前…

「道のはなし(2」武部健一

そもそも「道」も「道路」も中国からすでに使われていた言葉らしく、しかも道と出てくる場合には抽象概念が多く、道路となると完全に物理的な道でしかないという辺りも同じなのでちょっと笑ってしまったんですがwそれが文学や公式文書だけでもなく、現代の…

「道のはなし(1」武部健一

この方はかつて高速道路に携わっておられてその時にしばしば高速道路がかつての「国分寺」の側を通ることから疑問を感じ、古代道路の研究を覗いてみたらそのルートの相似性がところどころで語られていた、という結構面白い経路を辿っておいでの方ではないか…

「空から見える東京の道と街づくり」じっぴコンパクト新書146、竹内正浩

<カラー版>空から見える東京の道と街づくり (じっぴコンパクト新書) 作者: 竹内正浩 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2013/03/14 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 8本(というより、環状1号はどうも旧江戸城の内堀らしいので、7本って…

「新東海道物語-そのとき、街道で」新東海道物語を進める会・編

冒頭で語られていた日本橋川はつい最近その名前に気付いたんですが、まさか本当に日本橋が先に出来たんだとは…w もともと湿地の中に橋を作って、用水路を作った、という順番なんですね、で、そこが江戸の頃の五街道の起点となった、という。この東海道その…

「維新期の街道と輸送」山本弘文

1972年の刊行でこのあと一回増補されているんですね、あー、いかにも補足出来る内容ありそうだしなぁ。すごく大雑把にかつて江戸五街道が幕府の手によって整備され宿郷・助郷制度によってその負担を分担していたものの、そもそも責任の所在が曖昧になり…

「道(2」ものと人間の文化史116、武部健一

もともと七道駅路というのが律令制の頃にあって、それからかなり時代がぶっ飛びまして鎌倉幕府の頃には「いざ鎌倉」という言葉を思い出していたんですが、御家人が鎌倉に駆けつけるための上道・中道・下道(これ読み方が謎なんですねw)があってね、という…

「道(1」ものと人間の文化史116、武部健一

この本に辿り着いたのは明治初期にルートが選定されていた鉄道初期の計画のことを調べていて、まず江戸五街道が基盤にあって、甲州街道は新設(道自体は前からありますが)、東海道はルートが変更され、中山道はもともとは東山道と呼ばれていて、という話を…

「新幹線、国道1号を走る-N700系陸送を支える男達の哲学」交通新聞社新書009、梅原淳/東良美季

新幹線、国道1号を走る―N700系陸送を支える男達の哲学 (交通新聞社新書) 作者: 梅原淳,東良美季 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2009/10 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (3件) を見る 正直タイトルは輸送になっている…

『週刊 東洋経済』2014年5月3・10日号合併号「最強のエアライン」

週刊 東洋経済 2014年5/3・5/10合併号 [雑誌] 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/04/28 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る あれ、まだこの時点ではMRJ(三菱重工が作ってる純国産機)の話って出てなかったけ、と思ったんです…

『東京人』2013年06月号「東京バス散歩」

東京人 2013年 06月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/05/02 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る 私はバスマニアの人たちは会話を覗いたことがあるくらいなんですが、都市近郊は特に私鉄かその資本が入っているバスがほとん…

「エアライン戦争」別冊宝島社編集部・編

2000年の刊行なので14年前なんですが、その間の違いと言ったらこの本の中でも危ないと言われていたJALの破綻、それからのちの再生(危ないと言われてなかったところが特にないので語弊がありますが、NWとかスイス航空やルフトハンザくらいかな、…

「ぶらり鉄道、街道散歩」芦原伸

ちょうどこの辺りのことを読んでいる真っ最中だったので、少し期待して手に取って、タイトルにそぐわなかったわけでも、文章が下手だったわけでも、内容が詰まらなかったわけでもないのだけれども、うーん、なんだろ…。上手く言えないんですが、地域と歴史の…

「古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド」玄光社MOOK、荻窪圭

古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド (玄光社MOOK) 作者: 荻窪圭 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2012/12/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る とりあえず江戸時代に5街道というのが制定されたんだけど、まあ道なんてのはずっと古くからあっ…

「近代交通成立史の研究」山本弘文・編

タイトルを見るとやっぱり鉄道を思い出す人も多いと思いますが、実際それもありますが思ったよりも、なんだ、東海道の宿場町、舞阪宿が財政破綻して(幕末に行き来が増えたのに補償がありませんでした、これ何度も聞くけどなんでだ?)ぴーぴーとお金足りま…

「古地図・古写真で見る東海道五十三次」別冊歴史読本21、今井金吾

古地図・古写真で見る東海道五十三次 (別冊歴史読本 (21)) 作者: 今井金吾 出版社/メーカー: 新人物往来社 発売日: 2002/08 メディア: ムック この商品を含むブログを見る もともと旧街道や江戸時代への興味から入ったわけではないもので(鉄道の建設初期の…

「横浜開港と交通の近代化-蒸気船・鉄道・馬車をめぐって」近代日本の社会と交通1、西川武臣

一応鉄道の開通までは触れてはいるのですが(日本最初の鉄道は横浜と東京を結ぶものだったので、駅名で言うと新橋、今の浜松町)どちらかというとこの本そのものは、鉄道前史と表現したほうが近いんじゃないのかなぁ。電信が通り、郵便が少しずつ浸透して、…

『週刊 ダイヤモンド』2014年3月15日号「最上のエアライン 豪華客船&観光列車」

週刊 ダイヤモンド 2014年 3/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2014/03/10 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 2014年の4月の、中旬以降だったかな? ピーチ・アビエーションの操縦士の健康水準が悪化していて就航不可能に…

「古代道路の謎--奈良時代の巨大国家プロジェクト」近江俊秀

最近ぽちぽち街道関係の本を読んでいるせいで、なんだろう、例えば江戸5街道の一つ、甲州街道などに関しては整備されたのが江戸に入ってから、というのも明記してあるし、それが幕府の命によって、ということもはっきりしているようなのですが、東海道とか…

『週間 東洋経済』2007年4月7日号「世界で一番信頼できるエアライン」

正直もともと飛行機にあまり興味がなく、鉄道趣味の一環で空港路線に関して読む関係で空港の本はぽちぽちと手を付けていたもののあまり進まず(経営状態が特に地方空港で頭打ちになっているし、成田は落ち目だし、羽田も限界あるし、で読んでて暗くなるんで…

「多摩と甲州道中」街道の日本史18、新井勝紘/松本三喜夫・編

今でもなんとなく“三多摩”という呼び方には馴染みがあるものの、実際の行政地域ではないんだよん、というのは結構若い人でも知ってるのではないかと思うのですが、大雑把に今の豊島区なんかも多摩だったので実は三多摩になったのもそんなに古い話でもないん…

「地図で旅する東海道」今尾恵介

そもそも駅というのがかつて街道に設置されていた替え馬のある場所だとか、宿というのは旅人に向けて設置されていた宿場街だったとか(新宿も普通にそういう意味の地名)、最近は微妙に認知されているような気もするのだけれどまだ教養の部類か、なんとなく…

「のんびりひたすら江戸五街道」佐藤清

国道20号線の側に住んでいて近隣の家は車に乗らないを通り越して玩具のようなものなので(近くの車はだいたいぴかぴかしてますw)、国道20号ではなくてあくまで「甲州街道」と呼んでいて、そこから江戸五街道、という表現にも興味を持ったのはそもそも…

「首都高速の謎」清水草一

首都高速の謎 (扶桑社新書) 作者: 清水草一 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2011/03/01 メディア: 新書 クリック: 5回 この商品を含むブログ (4件) を見る 首都高速4号線、だいたい根元の付近に住んでおりまして、文章の中でも自分の住む地名や近隣が出て…

『東京人』2013年08月号「東京の古道を歩く」

東京人 2013年 08月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/07/03 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (2件) を見る 今でも甲州街道を当たり前のように生活の指針に(越えるの地味に面倒なんですよね、首都高のジャンクションがある地域です)…

『週刊 ダイヤモンド』2011年11月19日号「「世界の空」大争奪戦」

最初に開業したLCC、関空発のピーチがどうも好きなので(機体も可愛いんですが「飛行機初めてってお客さんが多い」「むしろ隙間の需要掘り返しになっていて既存航空会社からも歓迎の雰囲気」というLCC全体の流れを作ったとか、大人しい雰囲気の客室乗…