放送大学

『産業立地と地域経済’12』#5 地域経済の理論と地域経済循環

この回そのもののテーマが「メガリュージョン」、都市の経済効能みたいものだったんじゃないかなと思うんですが。講義の中で語られていた1980年代の世界都市ってのもあくまで人工的に作られた経済優位というか、一般化してからってことだろうね、国単位…

『産業立地と地域経済’12』#4 商業・サービス業立地の基礎理論

どうもクリスタラーとレッシュ(どっちもドイツ人なのか、そういやドイツの都市って結構綺麗に整形されてること多いって聞いたことある気がする)がそれぞれ「中心地理論」を唱えていたようなのですが、んー、大雑把にクリスタラーが正方形でレッシュが六角…

『産業立地と地域経済’12』#3 工業立地の基礎理論

前回の一次産業の立地(からの都市の事業事務所)に対してこの回で語られていたのが工業立地だったんですが、どう見てもこっちのは明確に利用されてますね。まあまず工場をどこに置きましょうかってのはわりと事業主の采配が大きくなるだろうしな。 (正直、…

『産業立地と地域経済’12』#2 農業立地の基礎理論

大雑把にとある土地に牧畜地が存在し、その周囲に三圃式の農地、穀草式の農地、そのさらに外周で林業が行われる(講義よりもさらに簡略化しましたが)、ていう基本モデルが「孤立国」。 その立地が形成されるのがチューネンの“農業立地論”、それぞれの産業の…

『産業立地と地域経済’12』#1 産業立地と地域経済の課題

放送大学の性質上、幅広い人(私は完全な素人で、ただし数年単位ではこの辺のこと見聞きしてる立場ですが、学校で習った人、あるいは地方公共団体の人、地域振興の方もお聞きになっているかと思います、と言ってましたが、そういう位置の講義だとは思います…

『物質・材料工学と社会’11』#15 明日の材料開発

放送大学の全15回の講義の15回目ってわりと定番の終わり方がありまして、案外それまでの総決算みたいなことはないんですよね、今まで聞いてなかったよ?! ということのオンパレードとか(多分まだ一つの講義で扱えるだけのボリュームがない研究だと思う…

『物質・材料工学と社会’11』#14 材料評価とコンピュータ設計

この回を聞いている時に「古典力学」という聞きなれない単語が出てきたので「?」となっていたんですが、ああああ、量子力学が出てきてそれ以前の力学が古典力学になったんだな、ということがわかった時の複雑さったらなかったです。 私が子どもの頃は、もう…

『物質・材料工学と社会’11』#13 原子炉、飛行体

この回では原子炉と飛行体、とまとめられていて、今までの回はなんとなくでも共通点わかっていたような気もするのですが(気のせいだという可能性もある)、さすがにこれは無関係のものが2本立てだったって考えたほうがいいのかなぁ? というより、後半の飛…

『物質・材料工学と社会’11』#12 先進医療技術

この回で語られていたのは医療と工学の融合という話であって、技術がある人は医療知識を持たず、医療で悩みがある人は現行技術にその解決法があることを知らず、ということが語られていたんですが、うーん、語っていたのはどっちの立場の人だったのかなぁ。 …

『物質・材料工学と社会’11』#11 農漁業と食品保存、健康

この回は妙にわかりにくい印象だったんですが、食品と緑化と健康とがわりと一緒くたというか順序がばらばらに語られていたせいでわかりにくかったんですね、頭が食品利用のつもりで読んでいるので血液が触れても固まらない素材、と読んでも、なんに使うのか…

『物質・材料工学と社会’11』#10 情報機器3:複写機、印刷機

とりあえずこの回でメモしていた光電変換というキーワードを検索してみたのですがさっぱりニュアンスが掴めなかったんですが、んー、アナログ複写機もデジタル複写機(どっちもコンビニコピーなどのあれだよね)もこの技術に関しては同じなのかな。 まず光を…

『物質・材料工学と社会’11』#9 情報機器2:ディスプレイ材料

毎回技術の推移、というよりはその技術そのものを理解するのに時間が掛かるのですが、ディスプレイで面白かったのが「光る、もしくは隠す」という部分でしょうか、要するに光の三原色を光らすか、もともと存在してる部分を隠すかっていう2つの系統があるみ…

『物質・材料工学と社会’11』#8 情報機器1:電子材料

電子材料、というよりほとんど半導体に関しての話だったんじゃないかと思うんですが、私はいまだに半導体というものがどんなものなのかが正直よくわかっていません。トランジスタ、はえーと、半導体の一種だと考えていいんでしょうか、デジタル回路ではIC…

『物質・材料工学と社会’11』#7 自動車2:化学素材

家に転がってる百円均一ショップで買ってきた充電式の電池が“ニッケル水素電池”とあったんですが、これもなんだか一時と比べてずいぶん見るようになったなぁ、というのが実感なのですが、自動車用の電池が今はほとんど“リチウムイオン電池”に変わったってこ…

『物質・材料工学と社会’11』#6 自動車1:燃焼システム

そもそもガソリンエンジンとディーゼルエンジンだと全く仕組みから違う、というのもなんとなくわからないでもないんですが(結構大変な措置があります、灯油を間違って入れた場合は通報レベルだそうで;)、まずガソリンと空気を混ぜたものを吸入して、圧縮…

『物質・材料工学と社会’11』#5 エアコン、冷蔵庫

そもそも日本の電気消費のシェアを大きく占めるオフィスや家庭の電化製品のうち、大部分がエアコンと冷蔵庫である、ということが言われているそうなのですが(工場が電気消費がないというわけではなくてすでに省電力の取り組みを長いことしてきてるんだって…

『物質・材料工学と社会’11』#4 住宅のエネルギー設備

1997年から2007年までの間に、産業部門に関してはほぼ横這い、運輸14%民生35%増加。家庭のエネルギー事情が案外馬鹿にならないよね、というお話。 白熱灯はそろそろ終わりになりつつあって(どっちかというと願望っぽいけどw)、蛍光灯に変わ…

『物質・材料工学と社会’11』#3 住居、衣料

木を切った切り口を「木口面」、縦に切ったものを「まさ目面」、横に切ったものを「板目面」。木は方向によって性質が違う、縦方向の成長のほうが横方向よりも重要なので、横に切ることは縦に切ることよりも難しい。 内側から外側に向けてだんだん水分が多く…

『物質・材料工学と社会’11』#2 橋梁、船舶、プラント

まず19世紀イギリスのブリスタム橋(イギリスではチャーチルの次くらいに人気ある建築家の計画だってー)、橋梁建築の原点なので、その道の人は皆訪れるそうですよ。 おおお、吊り橋の形ってアーチを逆さまにしたものなのか! (アーチは円形に力が拡散さ…

『物質・材料工学と社会’11』#1 現代社会と物質、材料工学

技術が科学に裏打ちされるようになったのはつい最近、19世紀くらいからの話、ということはつまり産業革命の辺りってことかな? まず「技術」というものを考えるとそもそも人類の歴史は材料によって区分されてきた。 人類最古の職人は金属職人だ、という説…

『環境工学’13』#15 問題解決型から着地点誘導型へ

この回で総決算をしていたのだと思うんですが、個人的にはアマモ(海岸再生のまず第一歩、海藻が増えないと他の生き物が戻りませんが弱い)の増減に気が取られすぎて「死ぬなアマモおおおおお!!」と叫んでいてすみませんでした、ちょっと感情移入しやすく…

『環境工学’13』#14 安全が確保される社会(2 化学物質のリスク管理

ものすごく大雑把に言えば現代社会において化学物質は切って切り離せないものであって、いくらでもありなにをどこまで減らせばいいのか、ということはむしろ素人が真っ先に考えそうなことなんですが、それに対しての数値モデルがこの回の内容なんだろうね。 …

『環境工学’13』#13 安全が確保される社会(1 化学物質の環境リスク評価

とりあえず身の回りの化学物質について語る回だったんですが、すみません、ダイオキシンって最近聞かないなー、と思ってたらPCBって要するにダイオキシンだったのか…(というより正確にはPBCの中で一番毒性が強いのがダイオキシンなんだって)。 PC…

『環境工学’13』#12 自然共生社会(2 生態系・生物多様性の持続的利用と保全

この回は人工の池を作り(企業が敷地を一部貸与してくれた土地らしいんですが)、そこに「とんぼを誘致しまして」と言ってらした方の言い回しが面白くてずっと笑ってたんですが、失礼しました、あれ本当にわざわざ連れて来たわけでもなくて外部の環境を整え…

『環境工学’13』#11 自然共生社会(1 生態系サービスの考え方と自然共生社会

この回で出てきた「生態系サービス」とはなんぞや? というのがずっと気になっていたんですが、ああ、いわゆる“自然の恵み”を概念にしたのか、内実は供給サービス、調節サービス、そして文化サービス(バイオミミクリー)と別れるんですが、若干こう表現する…

『環境工学’13』#10 循環型社会(2 循環型社会の実現に向けた取り組みと評価

なんとなくですが、この回くらいから終わりまでで「どのように環境対策を行うか」の実践に近い内容になってるんじゃないのかなぁ。いやこの回は“循環型社会”の2回めという位置づけなんですが、この前の回は理論だったしね。 こっから先の回はある程度最初か…

『環境工学’13』#9 循環型社会(1 資源消費と環境負荷を量る指標と分析

この回で語られていたのは要するに総資源量に対しての廃棄量に関しての話じゃないかと思うんですが(両方を見ることによって対処すべき方向がなんとなくでもわかる、というのが趣旨みたいですね)、だいたいいつも理論が先に立っているのにこの回はひたすら…

『環境工学’13』#8 脱温暖化社会(2 脱温暖化社会形成のための戦略

えーと、この講義って要するに(1で問題提起、というより分析の傾向や方法論を語って(2でその評価に対して語る、ということになるのだろうと思うのですがこの回に関してはほとんど問題提起のまま終わっちゃった風情がないでもないよなぁ。 正直なところ、…

『環境工学’13』#7 脱温暖化社会(1 地球温暖化の動向と世界的取り組み

IPCCってのが「気候変動に関する政府間パネル」の略なんですが(環境会議なんかでよく見ますよね)、どうも個人的にこのパネルって呼び方に慣れなくて、部屋仕切りのパネルを思い出してしょうがないんですが、ああ、パネルディスカッションから来てるの…

『環境工学’13』#6 藻場・干潟の保全と再生の技術

どちらかというと私の記憶の範囲では「干潟は一度壊れると再生が出来ない」という認識だったように思うのですが、人工干潟を実際に比べてみた結果、確かに失敗した例のほうがはるかに多いものの、皆無でもないんだね、で、そこで成功したケースを調べてみる…