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『日本の美術129 中世の神社建築』福山敏男・編

このレーベルの神社や寺院の建築に関してはぽちぽちと見てきているんですが、この時代区分に関してはどうかなー。どういうわけか吉田神社の話を延々と聞く嵌めになっちゃったんだよね。吉田神社ってのはまあ、なんでやたらと存在感があるのかがわからなかっ…

『日本の美術54 城』日名子元雄・編

まあ正直、あくまでこういうテーマの雑誌なので見た目に主に特化していてあんまり踏み込んだ話はなかったというか、分類という意味だと廃城の本がピカ一だったしなぁ、とはいえ、なかなかジャンルが定めにくいものを広く取り扱ってくれるという姿勢と考える…

『日本の美術75 書院造』橋本文雄・編

この間友人と日本の建築様式の話をしていたんですがこの「書院造」が下手をすると現代まで続いている様式で、その前が「寝殿造」、で、その前が高床式ではないか、ということになってしまって困惑してしていたんですが、実際調べてみたらそうなってました、…

「東京再発見-土木遺産は語る」伊東孝

前に読んでいた本で土木というのはそもそも日本独自の分類、ということを聞いたんですが、他国では実際どうなんだろうなぁ。特に施工方法に違いがあるというわけではなく、わりと別け方は恣意的、というより、ある程度デザインが求められるものが建築、それ…

「古代人と巨大建造物の謎-彼らはなぜ、どのように建てたのか?」武光誠

個人的には記録のない平成に入ってからたまたま発掘されたという七道駅路と同じくなぜか周辺施設は記録にあるのにやっぱり建築記録がない大宰府のことが読めないかな、と思ったんですが(巨大っていうとこの辺なのですよ)、んーまあ、1998年(平成10…

「スレートと金属屋根-近代の屋根変遷史」INAX album.5、石田潤一郎

スレートというとこの本の中でも出ていた藤森照信氏が「硯と同じ材質なんだって!!」と興奮していたことと、あと東北で震災の時に流されていたことと、それが東京駅の屋根に敷かれることになったよー、ということくらいなんですが。とりあえずあれですね、…

『日本の美術196 飛鳥・奈良建築』鈴木嘉吉・編

アマゾンにてデータなし、と思ったらどうも雑誌そのものが一時期登録されてないっぽいなぁ(ないことを確認するのは苦労しました)、すごく大雑把にかつての日本の建築というのは高床式で、要するに式年遷宮によって20年おきに建て替えられる伊勢神宮のあ…

『日本の美術126 禅宗建築』伊藤延男・編

前にここに出てきていた東福寺を美術関係の本で見掛けて、その後見失っていたんですが、あー、禅宗の中での有力寺院だったのか、というか京都五山の第4位だったのね。東大寺と興福寺から一文字ずつ取っていたので不遜ではないか、みたいな言われ方をしてい…

『日本の美術158 塔の建築』浜島正士・編

もともとこの塔が仏舎利を収める目的で作られていた、というのは聞いた覚えがあったのですが、ええと、顕教の四仏というのが東方に薬師、南方に釈迦、西方に阿弥陀、北方に弥勒。で、ああ、興福寺ではこれだったよってあるなー。(創建五重塔ってのと三重塔…

「図説 東京 都市と建築の130年」初田亨

この著者さん、前に百貨店の本を読んでいた時にも従来の百貨店の企業として前身の呉服商ではなく勧工場をメインに語っていて(物品販売とショーウィンドウの登場として捉え、勧工場が百貨店の登場と共に姿を消したと考えると同じ役目でもあるよね)、ちょっ…

「洋館を訪ねる-旧小笠原伯爵邸、旧岩崎邸、迎賓館」妹尾高裕

洋館を訪ねる (プレイブックス・インテリジェンス) 作者: 妹尾高裕 出版社/メーカー: 青春出版社 発売日: 2003/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る この前に「建築探偵」の4冊シリーズを読んでいたんですが、ガイドブック的な意味だとまとまって…

「宮大工千年の「手と技」-語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵」松浦昭次

宮大工千年の「手と技」―語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵 (祥伝社黄金文庫) 作者: 松浦昭次 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2005/01 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (6件) を見る 面白かった、というには理屈が全く…

「建築探偵 雨天決行」藤森照信・文/増田彰久・写真

建築探偵 雨天決行 (朝日文庫) 作者: 藤森照信,増田彰久 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 1997/02 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (7件) を見る 初っ端から名古屋の「中村遊郭」という土地が出てきていて、これはなんで…

「建築探偵 東奔西走」藤森照信

建築探偵 東奔西走 (朝日文庫) 作者: 藤森照信,増田彰久 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 1996/12 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (11件) を見る この本の表紙になっているのは小笠原伯爵邸で、確かに小鳥をモチーフとし…

「ダムと鉄道-一大事業の裏側にいつも列車が走っていた」交通新聞社新書036、武田元秀

ダムと鉄道―一大事業の裏側にいつも列車が走っていた (交通新聞社新書) 作者: 武田元秀 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2011/12 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (1件) を見る ダムと鉄道の関わりというと私が最初に知ったのは小…

『美の巨人たち』朱雀天皇「国宝・醍醐寺五重塔」

どうも五重塔というものは地震に強いらしいんですが、あくまで大陸由来(どのルートだったっけ、仏教美術とかって外部流入が多いので結構曖昧だったりするよね)の技術なのでそもそもどうして地震に強いのか実はよくわからないらしく。現地適応したんじゃな…

『美の巨人たち』辰野金吾「奈良ホテル」

関西の迎賓館とも呼ばれたのがこの奈良ホテルで建築家は辰野金吾。あ、これ、鉄道院の依頼で日露戦争の後なのか、賠償金は取れなかったんですが、ちょっとした事情で外債が回ってきてたらしいので、ひょっとしてわりと使用目的は限定されたんじゃないのかな…

『美の巨人たち』織田信康「国宝・犬山城」

この回を見ていたら城カフェも実にいいと思うんですが(あれで商売になるのかマニアめww)、前にいい味出してた橋カフェもまた見たいなぁ、としみじみ。私はどちらかというと名古屋に近い土地の人間なんですが、名古屋城って戦後に作ったものなんですよね…

「よくわかる日本建築の見方」楽学ブックス 建築1、中川武・監修

よくわかる日本建築の見方 (楽学ブックス) 作者: 中川武 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング 発売日: 2012/03/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 建築1、とあったんで続刊を期待したんですが、まだ2までしかないのかなぁ、とい…

『徹底復元 天下一の江戸城』

この番組がひょこっと夕方の時間に放送していたんで、どういう趣旨の番組なのかという部分がよくわからずに録画していたんですが、あー、BSで放送している歴史番組の宣伝的な位置付けというか、実際にはその番組を作ったあとでそこに入りきらなかった裏方…

『美の壺』選・なつかしの商店建築

商店建築の中で関東大震災(大正12年)ののちに一時的に隆盛したんだよー、という和風建築の表側、店の正面だけに西洋建築を模した看板のような前面を配した「看板建築」というちょっと独特の建築様式の番組だったんですが。 (言葉で表現するのが難しいん…

『ひるブラ』今だけ!東照宮“平成の大修理”~栃木県日光市~

今年2013年はちょうど「20年に1度」という伊勢神宮の式年遷宮(本殿の建て替えだったっけ、全く同じ建築様式を保存するために古いものがあるうちに“完全に新しくする”というのは面白い考え方だなぁ、と思います)の年なので、わりと最近まで特集して…

「磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ」平松剛

磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ作者: 平松剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/06/10メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 85回この商品を含むブログ (76件) を見る そもそも私、新宿西口の新都庁というのは家の外に出れば見える、という土地に…

「光の教会-安藤忠雄の現場」平松剛

光の教会―安藤忠雄の現場作者: 平松剛出版社/メーカー: 建築資料研究社発売日: 2000/12メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 42回この商品を含むブログ (43件) を見る 安藤忠雄というのは、うーん、多分当代随一の「変わり者の建築家」なのではないかと思う…

≪長野・建築ツアー≫#4 松本市美術館(松本市・宮本 忠長氏設計)

広い中庭にその地に特有の伏流水を使った流れる水、いくつかの教室に、吹き抜け三回のホール部分は音響ばっちりでそこでミニ・コンサートが開かれることもあるそうです(階段に座って見られるんだよ)(公式Web)。 蔵を思わせる喫茶店の屋根は石作り、日…

≪長野・建築ツアー≫#3 まつもと市民芸術館(松本市・伊藤 富雄氏設計)

建築費128億のギターもしくは細いしゃもじ、ぶっとい靴べらかな(公式Web)? オペラを上演することを念頭に置き、施主の話をあれこれ聞いていたらいろんなことが出来ちゃったよんと、大ホールの年間稼働率は80%強という脅威的な数字を叩き出すとい…

≪長野・建築ツアー≫#2 IIDA・KAN(安曇野市・槇 文彦氏設計)

ベアリングっちゅー、要するに歯車の摩擦を少なくする会社の敷地内にある美術館。 ぶっちゃけて飾ってある油絵(よりも彫刻で有名な方なよーですが、飯田善國氏の名前を取って飯田館)(社長がお好きなんだそーですよ)よりも建物のほうが面白いというか、一…

≪長野建築ツアー≫#1 安曇野ちひろ美術館(松川村・内藤 廣氏設計)

デザインのコンセプトはと聞かれた時だったか「地下に埋めたい」とわりと真面目に答えてられたのは、大変に風光明媚な奇麗な土地だったからなんでしょうが。ちょっと高台に位置していて、高台の下から見ると背景に山があり。 まあ、その気持ちがわからないで…

シンポジウム『景観とまちづくり 安曇野の未来を考える』

翌日の建築ツアーと松本大学で行われたシンポジウムに行きました(公式Web)。 私は東京(育ったのは東海)の人間なのですが「安曇野」というのはピンとくる地名ではなく、ただ、知らなくても美しい響きだな、と思うというか、んー、偏見かもですが横浜と…

『建築の世紀』帝国の光芒 東京国立博物館(本館、表慶館)

とりあえず、“帝冠式”という言葉にどうにも馴染みがなく、西洋風建築の屋根に瓦屋根を乗せる、という確かに調和が難しそうなシロモノで、そこに篭めた意味がまた「日本が西洋に冠する存在になる」という、言っちゃなんですがせせこましい、セコい。 とはいえ…

『建築の世紀』真夏日でも、最高気温25度 新宿御苑(旧洋館御休所、旧御涼亭)

都民にとってはなんとも羨ましい回タイトルですが(真面目に蒸し風呂になります、ここ数年)、まあ、ここのおかげでビル街の放射熱が少しは緩和されているのかなぁ、と考えていたら「このくらいの広さじゃ焼け石に水ね」と母上が。そうなのか(公式Web)…

『建築の世紀』美は機能に従う(国立天文台、旧高等商船学校)

国立天文台の“第一赤道儀室”と“アインシュタイン館”。 旧高等商船学校の“第一観測所”(こちらも赤道儀室)(天体の日周運動に合わせて望遠鏡を動かせるように設置された架台だとか)、どれも国の有形文化財に登録されているようなのですが、建築としては「機…

『建築の世紀』「記憶」を、未来の子どもたちへ 国際子ども図書館(建築家編、職人編)

近代、初の国立図書館として作られた帝国図書館の建物を踏襲し(公式Web)。 古い部分もあるけど新しい部分もあるよ、というような再生建築の一形態なのだそーですよ、とはいえまあ、母上は見ながらずっと「このくぼみが汚れると」などということばかり気…

『建築の世紀』男は銀座で飲む ボルドー(主人編、常連編)

これ、いや別にいいんですけど、建築分類でいいのかな? と思ったらチェーダー様式(最近だんだんわかるようになった)、中世イギリスの建築様式を思わせる、というような紹介をしているから別に構わないのか。 昭和2年(1927年)に建てられたという銀…

『建築の世紀』1932年 都市生活のはじまり(旧服部時計店、旧銀座アパートメント)

どちらも銀座という街が今これから発展しようとする時期に出来て、持ち主名前用途などは変わってしまったものの、今もなお生き続けている建物ですが(まあ、この番組の場合もともと使用率半々ってところだけどね)。 “旧服部時計店”は丸いカーブに添った建物…

『建築の世紀』昭和の「教室」「教科書」の昭和(中央区立泰明小学校、東京書籍印刷)

復興小学校というのはどうも、関東大震災ののち(1923年ね)、1928年くらいまでに震災前からあった小学校を再建したものを特別にそう呼んでいるそうなのですが、そのうちの代表格が“泰明小学校”。建物が全壊している中、フランスから来たのだという…

『建築の世紀』キャンパスという名の「理想都市」立教大学(本館・第一食堂、礼拝堂・図書館旧館)

母上が「立教大学って使いにくいのよねー」と番組を見て言い、解説の人は「便利な郊外型キャンパスもいいけどよぅ」と言い返してました(会話してません、てかこんな乱暴な喋り方するわけあるか)、まあ若ければ慣れるって。てか、ある程度難有りってくらい…

『建築の世紀』作家のユートピア(旧山本有三邸、旧徳富蘆花邸)

イギリスのチューダー様式(というかむしろイギリスの伝統建築が漠然とチューダー様式と呼ばれてるというのが実情らしい)と日本の建築の折衷である“旧山本有三邸”。 もともとの建築様式では客間に相当する入り口の側暖炉を持つ空間を家族のために改装し、戦…

『建築の世紀』実業家と書物とバンガロー(晩香盧、青淵文庫)

渋沢栄一−Wikipedia 故渋沢栄一氏の縁のものを集めた≪渋沢史料館≫の中の一画。 彼の私邸周辺が空襲にあった時、残ったのがこの二つの建物なのだそうです。 “晩香盧”は客を迎え入れるための場所で。 “青淵文庫”は彼の膨大な書籍を入れるための書庫だ…

『建築の世紀』「江戸前」ビルディングの粋(旧太洋ビルディング、近三ビルディング)

東京神保町の一画に、まだほとんど商業ビルなんてものがない時代に建てられたのだという“旧太洋ビルディング”(現・丸石ビルディング)。 この辺は通っていたので近くのレンガ塀なんかに見覚えがありますが。 ちょっともともと古い建物が寄り集まってるんで…

『建築の世紀』美しい、農家(旧宮崎家住宅、旧小山家住宅)

2007.05/24放送(東京MXTV) 先に紹介された“旧宮崎家住宅”。 囲炉裏に土間、カマドに萱葺き屋根という典型的な農家スタイルで(要するに日本人が想像するような)、今になっても残っているだけあって洗練されていて大層素敵。でもいわゆる“近…