日本ノ流通

「セゾンからそごうへ 和田繁明の闘い」佐藤敬

この間そごうを「ひっでーなー、これ」と思いながら読んでいたが、うんまあ、やってること自体はそれほどでもないけど“カリスマ経営者”の開き直りっぷりに関しては正直似たようなものかなぁ、この場合、むしろセゾン・グループって表現すべきなのかな? んー…

『週刊 東洋経済』2011年4月9日号「スーパー・百貨店 背水の陣」

メイン特集は実は「危機を乗り切るリーダー・シップ」だったのだけれど、正直大して面白い内容でもなかったのですっ飛ばし。基本的になにかを延々と嘆いているスタイルの記事は面白くない(本ならまだいいですが、雑誌ってわりとリアルタイムだろ、責任担え…

「神様の墜落−“そごうと興銀”の失われた10年」江波戸哲夫

というかそもそも、興銀が一般企業に融資していたということからして始めて知ったようなお粗末さなのですが(長銀が破綻したのは別口で聞いてたんですが、アジア通貨危機に巻き添え食らってましたね)、そーいやよく考えたらメガバンクに盛り込まれていたん…

「百貨店サバイバル−再編ドミノの先に」田中陽

そもそもこの本のテーマが「業界再編」なこともあって、まあ、参考にしたくなるというか尊敬したくなるような立派な百貨店がそうそう出てくるというわけもないのだけれども(個人的に伊勢丹は、業界内部からは素晴らしく見えるのかもしれないけれど、あれは…

「おばあちゃんに水着を売る方法」国友隆一

タイトルからしてなかなかインパクトがあるのではないかと思うのですが、この本でおばあちゃんの原宿・巣鴨地蔵通り商店街が出てきたところで当然の帰結としても、もう一つの主役、というかほぼメインとして扱われていたのが京王百貨店、なにを読んでもどん…