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財界/こんつぇるん

「三菱グループ」入門新書 時事問題解説26、今雄一

同じシリーズの『三井グループ』を読んでからこの本を読んだのですが、うーん、思った以上にだいぶ差が付いていたなぁ、というのが正直なところかなぁ。戦前は概ね同格というか、どのような角度で見るかで三井三菱のどちらが上かは解釈が別れてたんですけど…

「日露戦後の日本経済」高村直助・編

私が読みたかったのは日露戦争ののちに重工業が急速な発達を見せた、という部分だったんですが(で、どうも関東大震災の頃までに都市人口の増加の原因になったらしいです、日露戦争が明治37年から38年まで、関東大震災は大正12年ですね)。それが直接…

「三井グループ」入門新書 時事問題解説25、児玉清彦

まずそもそも三井グループというのはどこからどこまでか、ということだと今はわかりませんが(1978年刊行)、この本の時点だと「二木会」の参入メンバーなのね、正直「月曜会」のほうが知名度上のような気もしますが、財閥全体の本だとそれが出てくるし…

「日本の地方財閥30家-知られざる経済名門」菊地浩之

日本の地方財閥30家 知られざる経済名門 (平凡社新書) 作者: 菊地浩之 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2012/02/17 メディア: 新書 クリック: 19回 この商品を含むブログ (8件) を見る もともと財閥と呼ばれたのが「甲州財閥」が最初だというのは知らなかっ…

「日本の15大同族企業」菊地浩之

日本の15大同族企業 (平凡社新書 516) 作者: 菊地浩之 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2012/01/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る すごく正直なところ現在各企業に関しての論文(他に本がないんだ!)を読んでいる状態で新書に手を伸ばす…

「その男、はかりしれず-日本の近代をつくった男浅野総一郎伝」新田純子

この本の中に出てきた人物の中で全くわからなかったのが(いや名前を見たことくらいはあるんですが、周辺読んでるし)、どうも日本郵船に深く関わってる郷誠之助とその父親である郷純造だったんですが、郷純造が川崎八右衛門の舅ってのもなんか重要案件っぽ…

「日本の企業家と社会文化事業-大正期のフィランソロピー」川添登/山岡義典

フィランソロピーよりもひょっとしたら日本人には「ノーブレス・オブリュージュ」のほうが馴染みがあるかもしれないくらいなんですが、企業の社会責任みたいな概念で、正直日本の社会に根付いていたことがあったのかな、どうも企業単体の良心に委ねられてい…

「第二次大戦と三菱財閥」三島康雄・編

正直このタイトルを見て、三菱当主(4代目の岩崎小弥太と、3代目の久弥も引退したけど生きてるし)などの去就について語られるのかな? と考えていたんですが、事実上昭和2年の段階で大病して、それ以降、事実上の本社である三菱合資の体制も微妙に上手く…

「住友財閥史」教育社歴史新書 日本史128、作道洋太郎

近世の頃の鉱山というのは基本的に技術が限られていて、近くの木材を切り出し終わってしまったり(でも日本以外だと文明そのものの崩壊の原因になってたりするからまだいいほうだよ)、奥に行けば行くほど坑道が狭くなっていき、良質の鉱脈からでないと精錬…

「物語 財閥の歴史」中野明

物語 財閥の歴史(祥伝社新書) 作者: 中野明 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2014/02/03 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る もともとわりと資料がすっきりしている住友はともかく、三井や三菱にもちょっとずつ曖昧な時期があるように思うん…

『丸の内百年のあゆみ-三菱地所社史(下』三菱地所株式会社

上巻はとにかく丸の内ビル管理にまい進していて、気付いたら独立、戦中戦後には食糧の生産まで手掛けていたことがないでもない(仕方ないよ非常時だしw)三菱地所ですが、正直それも大変面白かったんですが、下巻はさすがに普通にディベロッパーでしたね!…

「福沢山脈(下」小島直記

福沢山脈(下) (日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 グリーン こ 8-2) 作者: 小島直記 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2011/11/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る えっと、もともと森村財閥ってところと福沢諭吉との関係…

「福沢山脈(上」小島直記

福沢山脈(上) (日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 グリーン こ 8-1) 作者: 小島直記 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2011/11/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 前に読んだ福沢諭吉の本では洋学派として分類されていた…

「東京海上ロンドン支店(下」小島直記

上巻でも東京海上そのものの誕生から語られていたためにロンドン支店が出てくるまでにだいぶ時間が掛かったんですが、下巻でも早々に支店の閉鎖を決めてしまい、この本の二人の主人公のタッグによって国威のためにロンドンに支店を置きたいという本社をねじ…

「東京海上ロンドン支店(上」小島直記

この間、確か『日本産業史』を読んでいた時だったかな? 井上馨や渋沢栄一を中心として鉄道(最初に作られた新橋-横浜)を払い下げようとしていたものの、明治9年の時点でその資金源が断たれてしまい、と説明されていたんですが。これが金録公債(明治9年…

「三井・三菱の百年-日本資本主義と財閥」柴垣和夫

ところで少し前から「三井と三菱はどっちがマシか」ということが地味に気になっているんですが、この見事な一長一短というか。三井贔屓の人は三菱が気になるし、三菱贔屓の人は三井が気になるし、みたいな。この著者さんはあくまでも日本の資本経済を語る上…

「岩崎弥太郎と三菱四代」幻冬舎新書、河合敦

岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書) 作者: 河合敦 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010/01 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 58回 この商品を含むブログ (20件) を見る まあちょっと正直、説教臭いというか教条的というか、そんなところが気にならない…

「岩崎小彌太-三菱を育てた経営理念」宮川隆泰

岩崎小彌太―三菱を育てた経営理念 (中公新書) 作者: 宮川隆泰 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1996/08 メディア: 新書 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る 一応三菱財閥に関しては「明治末期に三井の次に財閥として形成され、住友や三井…

「国際ビジネスマンの誕生-日米経済関係の開拓者を追加」阪田安雄

オーシャニック・グループというのは明治9年の時点でアメリカの発展著しいNY(他の都市と比べて人種的な制約が少なかったみたいですね、日本人に対しても厳しいけれど、そもそも他にたくさんの民族がいて皆厳しいのは同じっていう)に渡った5人ほどの青…

『東京人』2013年12月号「財閥人列伝」

東京人 2013年 12月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/11/02 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 正直そろそろここら辺を読み始めて…2年くらい? もっとかもですが、そのくらいにはなっているので、それこそこの特集に書かれていた…

「もう一人の「三菱」創業者、岩崎弥之助-企業の真価は二代目で決まる!」河合敦

もともと最初に三菱商会、かな? 名前がいろいろあるみたいでちょっと迷うんですが(三菱商船って呼んでいたのがなにが元かと思ったらそういう名前の学校があったのね、わりとばらけて表記されてる感じですw)、この三菱系の海運会社のことを知ったのは浅田…

「政商の誕生-もうひとつの明治維新」小林正彬

この手の本を読んでいると正直自分の贔屓対象に甘く、そのライバルに対して厳しく、ということがあるんですが、最後まで読んでも特にどこ贔屓なんだかわからなかったんで別にいいんじゃないかしら。てか三菱メインなんですね、ああ、確かに三井にキツいこと…

「明治の巨人-岩崎弥太郎」砂川幸雄

うーん、まあなんというか、もともと三菱関係の本を読んでいると他の系統の本よりも思い込みのような部分が多く(私が現在認識の底本にしてるのは『三菱銀行史』なので、さすがにこれに年代の間違いはそうはないかなとw)、暴走気味なのも慣れてはいたんで…

「外貨を稼いだ男たち-戦前・戦中・ビジネスマン洋行戦記」小島英俊

外貨を稼いだ男たち 戦前・戦中・ビジネスマン洋行戦記 (朝日新書) 作者: 小島英俊 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2011/02/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る どちらかというと初期の金融史や、財閥や小さな商会などの話が知り…

「三菱財閥史〈大正・昭和編〉」教育社歴史新書 日本史127、三島康雄

三井財閥の本と同じく(三井には近世・明治だったけども)、明治編と大正編とで本が別けられているんですが、三井財閥がそもそもその時点で始めて「財閥」という体裁を整えたのとは違って三菱は比較的初期から財閥の形態に近く、どちらかというと明治末の頃…

「三菱財閥史〈明治編〉」教育社歴史新書 日本史126、三島康雄

政商という括りそのものは三井財閥と同じなものの、ジャンルというか業界というか、立ち位置も関わり方も全く違ったんだなぁ、としみじみ。そもそもこないだ読んだ三井財閥史は「近世・明治編」なんですよね、で、意外とその違いってのは大きくて、そもそも…

「新編 甲州財閥物語」斎藤芳弘

一度昭和50年に出版された本だとのことなので、正直内容については仕方ないこともあるのだとは思うものの、ううん、これ、調べられなかったのかな。それともわざと組織名をわかりやすく改変してるのかな、でも合併前の名前だよね、省略したのかと思ったら…

『東京人』2012年07月号「差の湯を愛した富豪たち」

直接この特集を手に取った動機は、この本の中でも語られていた三井記念美術館で開催されていた茶道具の展示を見に行ったことなんですが(私はどちらかというと名品でもそうでないものもずらっと並んでるほうが好きです、正直名品「だけ」だと流れがよくわか…

「三井財閥史〈大正・昭和編〉」教育社歴史新書 日本史125、栂井義雄

三井財閥がなぜ日本一の規模になったのか、というと、確かにそれこそ江戸時代に関しては先進的な存在だったとは思うんですが(現金掛け値なしとか庶民にも購入可能にしたとかね)、なんだろ、あとはひたすら「生き残っただけ」というか、そもそも政商として…

「幻の総合商社 鈴木商店-創造的経営者の栄光と挫折」桂芳男

そもそも初代がこの鈴木商店を立ち上げ、その未亡人が凄腕の番頭に経営を任し、彼がほとんど生涯掛けて突っ走って拡大しすぎて破綻した、というだけの存在だと言ってしまえばそれだけの話なんですが、例え一瞬とはいえ「三井や三菱をも圧倒しかねない、世界…

「三井財閥史〈近世・明治編〉」教育社歴史新書 日本史136、安岡重明

ちょっと経済と違う方向から財閥の歴史というものに興味を持ちまして、とりあえず財閥と言ったら誰でも知ってる三井と三菱。それとあと企業自体の知名度はある住友、四大財閥という場合はこれに安田財閥が加わるそうなんですが。 そもそも日本において財閥と…

「日本財閥史」教育社歴史新書 日本史123、森川英正

日本の財閥、というととりあえずまず三井と三菱が絶対で、続いて若干不十分ながら住友と安田が挙げられて(多角化って意味で足りないみたいですね、規模としては十分らしいです、戦後は住友は住友のままだけど安田は芙蓉グループって扱いだしなぁ)、で、あ…

「甲州財閥 日本経済の動脈をにぎる男たち」小泉剛

ええと、甲州というのがそもそも甲府のことを指しているので、山梨県か(いや長野か山梨かってことしか漠然と覚えてなくて;)、この地はかつて江戸時代に江戸の防衛に関わる甲州街道が通る関係上幕府直轄地にされ、要するにお殿様がいたわけではないんだよ…

「図説 明治の企業家」宮本又郎

正直申し上げて知名度が微妙な感じの財閥のことを調べたい、という最終目標があって(大袈裟だけどもう少し到達するのに時間掛かるかな、とはマジで)、まず初歩的なところから頭に入れるか、ということで手に取ったのがこの「図説」なんですが、こういうの…

「豪閥-地方豪族のネットワークを追加」佐藤朝泰

豪閥というのは豪族+閨閥、という程度の意味らしくて、もともとこの著者さんが書いていた『閨閥』『門閥』の本を書いていた時点で絡まってくる地方の有力一族に関してまとめてみよう、と思ったのがこの本だったそうなのですが。 正直あれですね、前の2冊だ…