読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「東インド会社とアジアの海」興亡の世界史15、羽田正

日本(の長崎)における南蛮貿易というのは、別に欧州との物品を貿易していたというわけでもなく、というのは初めて聞いたものの、よく考えて見ると納得。確かに距離的にかなり難易度が高いし、日本が欲しがるようなものは持っていなかった、むしろ日本が貿…

「国際ビジネスマンの誕生-日米経済関係の開拓者を追加」阪田安雄

オーシャニック・グループというのは明治9年の時点でアメリカの発展著しいNY(他の都市と比べて人種的な制約が少なかったみたいですね、日本人に対しても厳しいけれど、そもそも他にたくさんの民族がいて皆厳しいのは同じっていう)に渡った5人ほどの青…

「渋沢栄一-人間の礎」童門冬二

渋沢栄一―人間の礎 (人物文庫) 作者: 童門冬二 出版社/メーカー: 学陽書房 発売日: 1998/05 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る とりあえず細かいことはさて置いて国立第一銀行の創設に関わる部分の描写が薄かったのはちょ…

「明治国家と近代的土地所有」同成社近現代史叢書11、奥田晴樹

最近明治期の政治関係の本を読んだりしているんですが、その時に話題になっていたのが主にここで取り上げられていた「地租」に関してで、これはどう頑張っても税収を上げることは非常に困難で(土地の測量で耕作地が増えたことが確認されることはあるんだけ…

「軍隊を誘致せよ-陸海軍と都市形成」歴史文化ライブラリー370、松下孝昭

そういえば前に別の陸軍の本で、各県に約一つの歩兵師団があって、という説明を読んだことがあったのだけれども、要は徴兵令が始まったのち兵士を取られた家族が、あんまり遠いところに行ってしまうと困る、と誘致したんだよね、と聞いてしまうと「軍隊の誘…

「物語 近現代ギリシャの歴史−独立戦争からユーロ危機まで」村田奈々子

そもそもギリシャ人とはなんぞや、というのに近い問答はどこぞの中東辺りでも見た気はするのですが、少なくともここに出てくる「ギリシャ人」たちにオスマン帝国からの独立の頃に果たしてその自覚があったかというと疑わしく、彼らにあったのは“正教徒”とい…

「怪盗ルパンの時代−ベル・エポックを謳歌した伊達男」和田英次郎

ベルエポックというのは「最良の時代」、でフランスがこう呼ばれたのはもうそろそろ第一次世界大戦だよ、という、ナポレオンが皇帝を名乗ったのち、3世皇帝が出たり戻ったり、ととにかく小競り合いが繰り返されていた時代で。 ちなみに隣国のイギリス(シャ…

「エロティックな大英帝国−紳士アシュビーの秘密の生涯」小林章夫

大雑把にタイトルを見てもうちょっと下世話でスキャンダラスな内容を期待した人も多いのではないかと思うのですが(それこそあれですね、ちょっとお堅いイメージのある英国・ヴィクトリア朝の裏の顔というか)、イギリスの歴史本に馴染みある人なら次にまず…

「イカロスの飛行−内戦のギリシアを旅する」ケヴィン・アンドリュース

アイルランドの血統を持つアメリカ人の、まあ、少し多感なところはありそうなもののごく普通の青年が、なんとなく考古学に携わることになって戦時後のアテネの地に行き、幾つかの遺跡を見て廻る、という名目であてどもなくギリシャ国内を彷徨い。 ほとんど唯…

「図説 ハプスブルク帝国」加藤雅彦

大雑把にかつてスイスの地にあったものの、スイスの国家成立とともにその地を追われ(すみません、この辺読んだけど難しくてわからなかった...orz)、ヨーロッパのあまり裕福ではなかったのだというハプスブルク家が、細かい詳細なぞは抜きにして「ヨーロッ…

「インカ帝国−太陽と黄金の民族」カルメン・ベルナン

先に同レーベルの本で「マヤ文明」を読み、これが済んだところで「アステカ王国」を読もう、ということを目論んでいるのですが。 まずマヤ文明は一旦発見されていたものの忘れ去られていたもので再発見という過程と、その後の素人同然のアマチュア発掘者が好…

「コンゴ紀行(正」アンドレ・ジイド

さて一体、この非人道的な“支配”がまかり通っていたのがいつ頃のことなのか、という細かい年代をうんぬんしてもあまりピンとは来ないような気もしますが、1951年に82歳の生涯(念のため、第二次世界大戦終結が1945年)を閉じた方ともなると現代で…

「フランス革命−歴史における劇薬」遅塚忠躬

まあ正直、フランス革命(日本だと市民革命って呼ばれてることが多いような気がします)の細かい事跡を追うような本ではないですし、だったらその時代的評価を取り扱った本なのか、というとそれもちょっと違って、うーん、なんていうのかなぁ。 この“革命”が…