遺跡・古代史
桓武天皇―造都と征夷を宿命づけられた帝王 (日本史リブレット人) 作者: 西本昌弘 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2013/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る そもそもこの本をなんで読んだのかというと、平安京の作られた時代に最澄…
前に一度この研究所の名前を見たことがあって、それが奈良の寺についての本(寺は現存しているため、その境内の痕跡や歴史記録などから探っていくようなスタイル)、多分そもそも奈良そのものを扱ってる研究所なんですかね、やっぱり。一応本の中でも触れて…
前に古代史の番組を見たあとでテレビ関係のブログを見ていたら「邪馬台国関係でもないのに重大発見なんて、困ったもんだwww」と嘲笑っていたのを見てだいぶ暗い気持ちになったものですが(曲がりなりにも歴史に関わる人間がそれって…という絶句ですね)。…
もともとシリーズ日本中世史を読んで(まだ最後の1冊、4巻目が読めてませんが)、遡る形で手に取ったんですが、これが最後の巻になるわけかな、このすぐあとが院政時代だしね、やっぱり最近は院政から中世ってのが定番ってことでいいのかな。(そこを定番…
そもそも日本には御霊信仰という伝統があるわけですが、まずそこのラインナップを見るからになんかおかしい、というところがこの本の始まりであって、どうもまともというか比較的知的というか、怨念を振りかざしそうな人がいない気がするというのがその趣旨…
そもそもなんで遣唐使の本を手に取ったのかの記憶がないのですが、とりあえず図書館に並んでいたからだったような気もします、で、わりと面白かったというか、今まで北九州(必ずこの地が中継ルートになるようです)に頼っていた技術関係の交流に関しても、…
邪馬台国の候補地・纒向遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 石野博信 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2008/12 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログを見る 大雑把に現在信用しているのがこの纏向遺跡そのものが宗教を中心とし…
遠の朝廷・大宰府 (シリーズ「遺跡を学ぶ」076) 作者: 杉原敏之 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2011/08/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る ところでこの本の中で出てきた観音寺ってどこの寺の関係だ…
邪馬台国と「鉄の道」 (歴史新書y) 作者: 小路田泰直 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2011/04/06 メディア: 新書 クリック: 5回 この商品を含むブログ (1件) を見る 主に良いところを挙げて行きますと日本と大陸が交易をしていたのならば日本からも輸出さ…
東日本最大級の埴輪工房・生出塚埴輪窯 (シリーズ「遺跡を学ぶ」073) 作者: 高田大輔 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2010/11/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 要するに最後まで読んでこの「埴輪工房」というのが一体なん…
まあまず初っ端から遣唐使やめよっか、という話から始まるわけですが、そもそもその前から疎遠になりつつあったけど、真面目に唐のほうがやばいんでやめておこうかみたいなことになったんじゃなかったっけ(どの道、減少→停止、ではあるよね)。で、そこから…
なぜか今残してあるメモを見てみたら新井白石の「加州は天下の書庫なり」という言葉だけがあるわけですが、これはあれですね、加賀藩前田家が(当然江戸時代)5代藩主の時にめっさ書物を集めまして、それを五つくらいの家の書庫を見ていた新井白石さんが一…
えーと、すごくざっくりと桓武天皇(さすがに知ってるよね、でもだいたいなんとなくだよね)近辺というか、平安京前後の話だったんですが。平安京の時点でもうここで安住しようよ、みたいなことになったようです。いろんなことがあったんだけども、そもそも…
とりあえず平城京を作り始めたのって持統天皇でいいんだっけか? 道鏡がどうのって揉めたのもこの人だったっけか、いまいち自信ないけど確か最後の女帝だから正しいと思うんだけど、この人本当に盛りだくさんだなぁ。で、息子が聖武天皇? そのあと藤原氏の…
んーと、この回ではいわゆる飛鳥時代から(時々文化系の歴史で聞く白鳳時代って出てきてたね、あったことは記録に残ってるのにいつからいつまでかの記録がないというなんか不思議な立ち位置の年号ww)持統天皇の作った藤原京まで、という認識でいいのかな…
あ、そうだそうだ、思い出した「稲荷山古墳鉄剣銘」ですね、確かこの剣が出てきてたような記憶だけは薄っすら残っていたんですが、先ほどまで別のところでまとめていて栃木県…じゃないな群馬県の岩宿遺跡とごっちゃになっていて混乱してました、一応どっちも…
基本的には女性天皇というのは「つなぎ」の存在であり(通常の天皇と全くの同格だった、という意見には反対の著者さん、ただし、権威や権力そのものがなかったはずだ、という論説にも反対)、要するにその本命となる対のような存在がいるのだ、ということを…
まあ最近ちょっとばかり古代史において瓦脳になっていまして(一番客観的に分析出来るの瓦だと思う、まず瓦で事情を絞っておいてから判断するのがいいんじゃないかなぁ)この本を手に取ったのも正直なところ「藤原京が瓦屋根が始めて導入された都市だから」…
まず琵琶湖がありまして(滋賀県も近江も、琵琶湖をメインで認識したほうが早いわ正直)、琵琶湖そのものが北陸すらの水運によって近畿圏とつながり、その北側の湖畔に七道である東国と通じる東山道と北陸道が合流、そこに便利だからって東海道が寄せられて…
最近ちょくちょく物部氏だとか、蘇我氏に関しての記述を見ることがあるんですが、えーと、先に蘇我氏と対立して滅ぼされたのが物部氏で、「大化の改新」で倒されたのが蘇我氏、でしたっけか(中大兄皇子と藤原鎌足とが結託したという)。で、えーと、仏教の…
この本を読んでいてびっくりしたのが「興」の字はもともと国府という意味であり、ということと(奈良にある興福寺ってそう受け取っていいのか、時代的に関係ないものもあるとは思うもののその時代が近い)、それとあれですね、古代の吉備が出雲と国境を接し…
あれですね、私1巻の内容を勘違いしていて北九州に大和の出先機関があると主張していると思っていたんですが、北九州にヤマト政権と同じ形式のミニ施設があったことをその根拠として「我々こそが倭国(ヤマト)の支配者である」と偽称した卑弥呼率いる邪馬…
とりあえず話の基本になるのが石斧と鉄の斧による作業時間がだいたい4倍程度の差しかない、というところになるのではないかと思うのですが、このあとに読んだ本で見た打製石器(これが俗に言う旧石器時代)と研磨石器(新石器時代)の違いだとどのくらいに…
とりあえずほぼ全面的に受け入れられそうなのが纏向遺跡(邪馬台国の有力候補の片割れ)が平和的に形成されたんだと思うんだよね、という部分、これは今までの説も遺跡もきちんと踏まえてて正直わかりやすい。で、明言されているというほどではなくても邪馬…
これと前後して京都の洛北・洛西の散歩本を読んでいたんですが、洛西の辺りを語っているうちに近江の地域と話が混ざってきて「近江の散歩本で紹介していますのでそちらも是非」みたいなことになっていましたし、あと、ここの中に出てきた氏族が「愛知」って…
日本の建築においては「屋根」に対しての拘りがあまりないのですが(西洋建築だとまあまずそこがメインなんだよね)、むしろこの瓦が圧倒的すぎて他の選択肢があまり一般的ではなかったというのが要因としてあるのかもなぁ。てか、なんで西洋では瓦が一般的…
律令国家の対蝦夷政策―相馬の製鉄遺跡群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 飯村均 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2005/11 メディア: 単行本 クリック: 7回 この商品を含むブログ (3件) を見る 前に同じシリーズの多賀柵(多賀城)という蝦夷地対策の前線基…
とりあえず現在は『古事記』と『日本書紀』は別物であるらしいというのはわりと語られていることが多いものの(この本が1999年って15年以上前だよびっくりだよ)、どのような関係であるのかなんてのはあんまり見たことがないんですが。どちらかという…
タイトルから平安京における遺跡発掘の本かな、と期待したんですが、うーん、ちょっと系統が違うかなぁ。まああれ、瓦がどこで作られていたとか窯がどのように運用されていたとか、どこの瓦が多くどこに運ばれていたのか、そもそも日本で瓦が作られたのは法…
出雲国風土記と古代遺跡 (日本史リブレット) 作者: 勝部昭 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2002/05 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログを見る 多分この本自体は単純に『出雲国風土記』とその内容における現実へのアプロー…