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「カール大帝-ヨーロッパの父」世界史リブレット人029、佐藤彰一

カール大帝―ヨーロッパの父 (世界史リブレット人) 作者: 佐藤彰一 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2013/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る そもそもこのカール大帝、の大帝の部分は皇帝の意味で、なんの皇帝かというとローマ皇帝。この…

「カペー朝−フランス王朝史1」佐藤賢一

そもそもカペー王朝というのが名前くらいは聞いたことがある程度で実態がわからない人も少なくないんじゃないかと思うんですが、あれですね、「イングランドのプランタジネット王国」に王の嫁を領土ごと寝取られたのがこの時代。 (カペー朝の王領直轄地がフ…

「パリ歴史探偵術」宮下志朗

パリの元になったのはセーヌ川の中ほどにあったシテ島という小さな島で、というとどちらかというとむしろパリの地理に詳しい方のほうが「あんな小さな?」と思うような気もするのですが(今でもそこそこ重要な土地なので)、あれは正確には当時のシテ島では…

「怪盗ルパンの時代−ベル・エポックを謳歌した伊達男」和田英次郎

ベルエポックというのは「最良の時代」、でフランスがこう呼ばれたのはもうそろそろ第一次世界大戦だよ、という、ナポレオンが皇帝を名乗ったのち、3世皇帝が出たり戻ったり、ととにかく小競り合いが繰り返されていた時代で。 ちなみに隣国のイギリス(シャ…

「ノルマンディー上陸作戦」地図で読む世界の歴史、チャールズ・メッセンジャー

ノルマンディ上陸作戦というのは(ちょっとタイトルと表記が違いますが、最初に読んだ本がこれだったので私はこっち)、第二次世界大戦の終盤、連合国側の反撃の第一弾といっていいフランスのノルマンディ地方への作戦で、当時から今に至るまで史上最大規模…

「フランスを支配した美女−公妃ディアヌ・ド・ポワチエ」桐生操

この著者名を『本当は怖いグリム童話』などのシリーズで、些かよくない(というか端的に薄いんです、内容が、入り口にはいいのかなぁ? 私にはわからない)イメージがある人もいるのではないのかと思うのですが。 大雑把な感触としてはフランスの女性に関し…

「ブルゴーニュ国家とブリュッセル-財政をめぐる形成期近代国家と中世都市」藤井美男

ブルゴーニュ国家というのはこの当時だと「ブルゴーニュ公国」かな? フランスのヴァロア王朝の傍系で、現在もブルゴーニュの名前がフランスの県として残って入るのですが、まあ大雑把にあの辺から(アバウト、ワインで有名だったりしますね)ベルギーの国境…

「カトリーヌ・ド・メディシス」オルソラ・ネーミ/ヘンリー・ファースト

イングランド女王であるところのエリザベス1世といえば、まあ、現在の英国王室のエリザベス女王(2世)と同名である、というところも手伝って聞いたことくらいはある、多少の足跡に関してなら耳にしたことはあるよ、という人も多いのではないかと思うので…

「中央ヨーロッパ「ケルト」紀行-古代遺跡を歩く」武部好伸

そもそもこのタイトルにある“中央ヨーロッパ”ってどこじゃいな、ということに当然なるのではないかと思うのですが、そもそも普通に中欧って括る場合にもそりゃあいろんな分類がないでもないのですが(ドイツ圏というのが一般的だけどドイツが含まれないのが…

「フランス中世歴史散歩」レジーヌ・ペルヌー/ジョルジュ・ペルヌー

読んでいて大雑把にイングランドのノルマン→プランタジネットの本と思い込んでしまったことは確かに自分もどうだったんだろう、とは思わないでもないものの、最終的に6割は少なくともその関係で本文の比重が超えていたような気もしないでもなくw よくよく…

「フランスの中世社会−王と貴族たちの軌跡」歴史文化ライブラリー216、渡辺節夫

当面とりあえず「封建社会下においてレーン制は成り立つのか」というのがどうしても頭から離れてくれないんですが、要するに“レーン制”というのは自分で主君を選ぶことで(唯一の相手と行う臣従の例であるオマージュと対比されてましたが、レーンってのは実…

「ジェヴォーダンの獣」ピエール・ペロー

“ジェヴォーダンの獣”というのはこれ自体が一つの結構有名な過去の逸話で、要するに女と子どもしか狙わない、という獣が何年もの間、フランス南部のラングドック地方で何百人単位で殺し続け、フランス王宮の命令で一旦“獣”の剥製が提出されたものの。 その後…

「フランス革命−歴史における劇薬」遅塚忠躬

まあ正直、フランス革命(日本だと市民革命って呼ばれてることが多いような気がします)の細かい事跡を追うような本ではないですし、だったらその時代的評価を取り扱った本なのか、というとそれもちょっと違って、うーん、なんていうのかなぁ。 この“革命”が…

「シャルルマーニュの戴冠」ドキュメンタリー・フランス史1、ロベール・フォルツ

“ドキュメンタリー・フランス史”(全10巻)の1冊めで、取り扱っているのがフランク王国メロヴィング朝の末期からカロリング朝への移行期、要するにシャルルマーニュ(カール大帝)よりも少し前の時代からなんですが。 シリーズ通して大雑把にフランスその…

「ド・ゴール」G.ボヌール

第二次世界大戦の頃、フランス大陸でドイツ軍に降伏した“ヴィシー政権”(ヴィシーは臨時政府の移った場所の地名)に対し、イギリスに渡り、ロンドンで展開していた“自由フランス”の党首というか、下手すると一人きりだった頃から諦めずに粘っていたのがこの…

「対独協力の歴史」ジャン・ドフラーヌ

正直申し上げて“欧州共同体”というものが、フランス−ドイツの協力関係からまず誕生したとのことなので(相互の軍事監視システム)、その本を期待していたのですが。 時代背景はww2、ドイツ軍の占領に対し積極消極にか関わらず、フランス国内で彼らに協力…

「ガリカニスム−フランスにおける国家と教会」エメ・ジョルジュ,マルティモール

そもそもヨーロッパの国々では「ローマ教皇によって各国の王が任命される」という建て前がありまして(これはどうも、ローマ帝国からのつながりなんですが、これ自体もまたややこしい歴史が)、とはいえ、実際にはそれぞれの国の現実、“俗世の権力”によって…

「シャルルマーニュ」ジョゼフ・カルメット

どちらかというとこの“シャルルマーニュ”という呼び方よりも、ドイツ読みのカール大帝のほうが聞いたことがあるかなぁ、まあ、どちらにしても聞いたことがある程度という人が一番多そうだなぁ、と思うのですが(シャルルマーニュに「皇帝」という意味が含ま…

「シャルルマーニュの時代」J.ブウサール

正直まあ、日本ではわりとよく見られる光景なんですが、ヨーロッパの歴史を遡るに当たってまずローマ帝国を押さえ、続いてフランス/イタリア/現在のドイツの地に相当する“神聖ローマ帝国”の出現したフランク王国カロリング朝の「解体」をすっ飛ばし、まあ…

旅ch「ちょっと贅沢!欧州列車旅行」#7 TGVで訪れる世界遺産“モン・サン・ミッシェル”

TGVというのは日本の新幹線を抜いて(残念w)世界一になった高速鉄道で、今度そのリベンジのためにリニア・モーターカーの導入をするのかなぁ、とか思ってるんですがというのは余計な話なんですが、干潮時には歩いて行けるものの、満潮時にはさっくりと…

「フランスの中心 ブルゴーニュ 歴史と文化」饗庭孝男(編

ブルゴーニュ、というのはフランスの地方の名前で、まあ、大雑把に起源を辿ると現在のフランスの前身である“フランク王国”がこの地に存在する以前からその地にあったブルグンド王国(ゲルマン系なのでドイツ読み、ブルゴーニュがフランス読みです)が、若干…

「パリとセーヌ川−橋と水辺の物語」小倉孝誠

フランスの首都パリは、かつてセーヌ川の中州である“シテ島”から始まったのだ、という歴史はまあいいんですが、正直、その始まった頃の本というのはやっぱり無理なのかなぁというか、そもそも史料が少ないことは知ってるんですけどね。 (考古学資料、と期待…

旅ch「ちょっと贅沢!欧州列車旅行」#6 ルイ・ヴィトンが案内する本物のパリ

あまりいい意味ではなく、正直“お高い”都市だ、というイメージがあったんですが、すみませんでした、パリ舐めてました、いや、高くなかったということではなく、想像してたよりももっと高いというか多分世界一の高さだったのでもう敬服するしかありませんで…

旅ch「ちょっと贅沢!欧州列車旅行」#5 モンブランと湖のヴァカンス・アヌシー

ちなみについ最近までいまいち欧州への興味が薄かったもので(そもそも守備範囲が主に古代なので欧州に人いねぇ)、街並みが平凡でスイスかイタリアかドイツかわからない、と言われても湖を見た途端に「ああ、ここはフランスだ」とわかるのだという発言も「…

『天海祐希 パリと女と名画たち〜魅惑の新オルセー〜』

新オルセーってなんじゃいな? と思ったらあれか、オルセー美術館が改装されたのでこういう番組が作られたんだよん、という趣旨だったんですね。なんかくだくだと説明が述べられてましたが、もともと美術館は窓が少なく(西日が一番美術品を傷めるんだったか…

『世界ふれあい街歩き』アビニョン(フランス)

まあなんというかざっくりと「アビニョン虜囚」と言ってローマ教皇庁(法王庁とも言うんだけどね)がここに移されていた時期があるんですけどね、誰がやったかって言うとあれなんだけどね、フィリップ美王なんだけどね、他になにをしたかというとイングラン…

「ユーロトンネル:ドーバー海峡を結ぶテクノパワー」

英仏海峡トンネル−Wikipedia まあとりあえず、“ユーロトンネル”というのは建設会社の名前だよ、とWiki先生に怒られてしまったわけですが。そしてなんか、番組と項目の内容がぽちぽち食い違うのですが、名誉に関わるほどの内容もないし気にしな…

『世界遺産』#572 ボルドー・月の港(フランス)

月の港ボルドー−Wikipedia 誰だ名前付けたの、可愛いじゃないか! というのはどうでもいいんですが。 あ、この“月の港”というのは世界遺産登録名なのだそうですよ、なんでも三日月の形をしているからなのだとか、で、正直よくわかってないんですが…

「対独協力の歴史」ジャン・ドフラーヌ

正直申し上げて“欧州共同体”というものが、フランス−ドイツの協力関係からまず誕生したとのことなので(相互の軍事監視システム)、その本を期待していたのですが。 時代背景はww2、ドイツ軍の占領に対し積極消極にか関わらず、フランス国内で彼らに協力…

「死刑執行人サンソン」安達正勝

もともと人々からどうしても忌み嫌われていたため、代々世襲だったとあるフランスの死刑執行人の家に、出自は不明ながら明らかに知識人であったサンソン氏が婿入りすることになりましてね(偶然というか事故というか、男としての責任は取ろうね、というか)…

「エリゼ宮の食卓−その饗宴と美食外交」西川恵

大雑把にまあ、ワインの格付けにも縁がなく(格付けが存在する時点で「縁が遠い」)、料理の名前くらいは見たことがあるものの、その味だのワインとの相性だのはさっぱり、という人間にとっても面白かった、という時点で大したものだと思うんですが。 とりあ…

「テンプル騎士団の謎」レジーヌ・ペルヌー

テンプル騎士団というのは“神殿”騎士団という意味で、どういうわけか「ユダヤ教徒はなんか食堂って呼ぶんだよねー」みたいな会話が確か本の中で交わされていたような気もするのですが、聖地に向かうための欧州からの巡礼者を守るために騎士団として設立され…

「EC市場統合」アルマン・ビザゲ

一言で感想をまとめてしまえば、フランス人ってひがみっぽいなぁ、というか、確かにECの“市場統合”ということを目論んでいる場合、域内各国の特色やデータというものは必要でしょうが、ものすごくぶっちゃけて日本のサービス産業の数値が多少低くても生活…

「フランスものしり紀行」紅山雪夫

正直言えばタイトルと、あと、ヨーロッパ篇やイタリア篇などを出している関係上、一冊の範囲は薄いのかな?(逆に言えば、まあ、それでも許せるというか) と思わないでもなかったんですが、失礼致しました、もちろんあくまで地域順である関係上、完全に歴史…

「百年戦争−国家財政と軍隊」山瀬善一

“百年戦争”というのはイギリスとフランスの戦争で。 まあ、詳細は省きますが、これより昔、フランスの地方豪族がイングランドの地を征服し、王族にフランス王家の血が流れ込んだため、フランス側で王家が断絶した時、今から聞くとちょっと信じられないことに…

「フランス語はどんな言葉か」田辺保

個人的にはこの前読んだ料理の本と同じく、少しでも“フランス語の歴史”や成り立ち、誕生や起源に触れてないかなぁ、という目的で手に取ったのですが(ならなんで『フランス語の歴史』というまんまの本を手に取らなかったのか、というと、ぶっちゃけてフラン…

「英仏百年戦争」佐藤賢一

イギリス側の“英雄”、黒太子エドワードは名前だけ。フランス側の“救世主”であるジャンヌ・ダルクはもちろん知ってはいたんですが、どうも民間で伝わっている話が有名になったのはずっとあとのナポレオンの時代なのだとか。 んで、当のタイトルの「英仏百年戦…

「ラングドックの歴史」エマニュエル=ル・ロワ・ラデュリ

ラングドックというのは要するに、南フランスの地中海に面した一地域を指す言葉で、さていつ頃からこの地に言及できるかな、ということを考えると氷河期?(前過ぎるよ;) という答えが返ってくる辺り、どうもどちらかというと実際の地形によってなんとなく…

「フランス料理を築いた人びと」辻静雄

まあ、どちらかというと私が目的としていたのは、ちょうどこの本の著者さんがせっせと探していた側の“フランス料理そのものの歴史”ではあったのですが(要はカトリーヌ・ド・メディシスがイタリアから持ち込んできたとかそういうの)、時代は18世紀から1…

「ド・ゴール」村松剛

この本は第二次世界大戦の中、連合/英米側についたロンドン亡命政府“自由フランス”のド・ゴール(この頃には政治家というより純粋な軍人ですね、カリスマもいまいち)と、ちょうど対比するように存在していた、ナチス・ドイツ軍に降伏した“ヴィシー政権”を…

「パリ−世界の都市の物語」木村尚三郎

とりあえず、パリに心酔した自分自身に酔っておられても、別にそれ自体には全く罪はないと思いますし(少なくとも少々なら)、パリと日本を比べ、後から自分で選んで移住した都市に高い点を付ける、というのも全く自然な感情だとは思うんですが。 並べられる…

『21世紀仏教への旅』4、禅の最前線・中国/フランス

んーと、そもそも禅のルートとしてはボーディダルマ(インドから来られたそうですがなんか辿れないっぽいぞ)が中国に持ち込み、それが日本に来て、それからフランスに、、、て、そういえば、日本の文化って余所のものを貪欲に飲み込むってよく言われますが…

「はじめてのフランス語」篠田勝英

一体まあ、なんでこの本を読んだかというと私は英語がいまいち駄目で(日本語は国外使用がほぼないものの、総人口だけで十分主要言語の一つなんですよ)、いっそ理論から入ってみるかー、ということで別言語。 フランス語を選んだのは、流通・影響からいって…

「ルーヴル・美と権力の物語」小島英煕

正直まあ、フランスにもパリにも些か悪い言い方かもしれませんが“気取った”イメージがありまして、しかもそのパリの王宮のあった地・ルーヴルに。世界一有名、といってもいいルーヴル美術館があるよ、ともなるとなんかそこで引き返したくなる人のほうがむし…

「メロヴィング王朝史話(下」J.N.オーギュスタン・ティエリ

上巻で一旦ネウストリア王キルペリク(諸悪の根源? フレデグンデ王妃のような気もしますが、この方元奴隷ですしねぇ、ある程度の足掻きはしょうがないっつーか)が亡くなったところまで時代が進んでいたんですが。 ここで次の代に、ということはなく、主に…

「メロヴィング王朝史話(上」J.N.オーギュスタン・ティエリ

まあ、個人的にどうしてもシギベルト王の味方をしたくならないでもないんですが(いくらなんでも「あんな」理由で殺された王妃様可哀想だし)、いい王かというとやっぱりちょっとそうは判断しがたいわけで。 ある意味でどのような理由であろうとも「戦を回避…

「クローヴィス」ルネ ミュソ=グラール

まあ大雑把に言ってしまえばほぼ現在の“フランス”の地に、最初に国を打ち立てた(それ以前にローマ属州ガリアの地は存在するわけですが)(中心となっていたのはどちらかというと南仏の地で、この王国以降もそれは長い間保存されていたのだとか)フランク王…

「パリの歴史」イヴァン・コンボー

この地の記録で一番古いのはローマのユリウス・カエサルの『ガリア戦記』(とはいえ、彼自身が後のパリへの遠征をしたわけではないそうですね?)の中のパリッシー族の要塞、ルナティアの地で、その後、ローマ帝政の時代をガリア地域の周辺都市として過ごし…

「フランスの外交力−自主独立の伝統と政略」山田文比古

国連さん(無駄に敬称が)の安保理・常任理事国の一国の外交の本。 巨大すぎて結果的に調整役には向かないアメリカ、社会主義国であるために否定的意見が多くなりがちなロシア、中国などと比べて外交が活発で、軍事ともなると米国と足並みを揃えがちなイギリ…

「くそったれ、美しきパリの12か月」スティーヴン・クラーク

あくまで小説であってノン・フィクションではないのですが、いわゆる解説にも「どっちかわからん」というようなことがわざわざ断ってあるように、なんとなく居心地の悪い思いを多分皆するのではないのかな、というか、アメリカ人の“悪友”が出来た辺りが転機…