EU・よーろっぱ共同体

「ヨーロッパ市民の誕生−開かれたシティズンシップへ」宮島喬

大雑把にざっくり言っちまうと「ヨーロッパは今までさんざん揉めてきた長い歴史があるから、揉め事のエキスパートだよ!」というようなことを言われたような気もしないでもないんですが、個人的にはカナダが数多いフランス系移民(かつてフランス支配地域が…

「ヨーロッパ統合」鴨武彦

正直言って、あまり面白い本とは言い難かったというか“同時代性”が強く、本が古いというのは仕方のないことではあるんですが、新書などより些か専門性が高いために逆に単なる事実の羅列としても読めず(時代によって解釈そのものが変化するんですよね)、さ…

『クローズアップ現代』拡大EU 5億人の成長戦略〜バローゾ委員長に聞く〜

ジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ−Wikipedia 一度、この人が「オランダ人もフランス人もポーランド人も」と言っていたような気がしたのですが(日本人にはポーランドとポルトガルって似たり寄ったりに聞こえるのって馴染み薄いからか;)、ポ…

「EC市場統合」アルマン・ビザゲ

一言で感想をまとめてしまえば、フランス人ってひがみっぽいなぁ、というか、確かにECの“市場統合”ということを目論んでいる場合、域内各国の特色やデータというものは必要でしょうが、ものすごくぶっちゃけて日本のサービス産業の数値が多少低くても生活…

「マーシャル・プラン」永田実

なんといいますかこう、NATO(北大西洋条約機構)でも同じような経緯を見たような気がするのですが。アメリカの対ソ連邦への“敵意”は要するにイギリス(もう少し正確に言うとチャーチル)の意向であって、米大統領ルーズヴェルトにはその意思はなく。 彼…