「国連の政治力学」北岡伸一

国連の政治力学―日本はどこにいるのか (中公新書) 2007年の本で多分国連の本としてはピッチピチの最新版かなと、2004年くらいからの文章をまとめた本なのですが、まとめた時点での注釈も入ってます。しかし外交官で51歳の方が出てこられた時、若い若いと繰り返しておられたのでかなりのじじ様かと推測されます。というか、外交関係ってどんだけ歳が上なんでしょうねぇ。
日本は現在国連で、非常任理事国
選挙に強いと評判で、金額負担が何故か常任理事国のアメリカに次いで二位で。
なんでそんなことになるかというと、基本的に話し合いのリードを取るのは常任理事国が主なので、つまるところ上手いこと押し付けられた形なのだそーですが、いわゆる国家予算の%から行くとかなり低いっぽいですね。これはアメリカも同じ。
とどのつまり金融が強い国だということなんでしょうかね、なんか釈然としない感もないでもないですが、無理もない面はあるのかもしれませんが。


常任理事国になったるぞー! というのは確かに一理ある気もします、つーか、金銭だけでなく積極的貢献については英米に次ぐらしいっすよ。理事国の中露はわりと制止の側に廻っちゃうんですってさ(念のため、常任理事国は米英仏中露です)。
PKOには確かにほとんど参加してないけど、これはどうも発展途上国の方たちが主なのだそうで、そもそも責められる筋じゃなくね? とのことですヨ。PKOというのは荒れてる国に国連が派遣する兵隊さんたちらしいです。
(正直、これが最初のこの関係の本なので、寝惚けた発言の数々ご容赦下さい。)
てゆーか、イギリスとかフランスとかかっこええよなァ。
日本はどっちゃかというと、やっぱり根回し調整が得意って感じなんスね。