『死者の謎掛け』#2 処刑島

南の島ですっかり仲良くなったじいちゃん二人が「ヘイヘイヘーイw」という内容になってしまったのは、まあ、ちょっと否定しにくいものはないでもないんですが(そういうレビューが付いてましてね)。とりあえずまずなにに驚くべきかというと。
今もDNA鑑定によって年間百名の行方不明者が確定してるということかなと。
つまり“チルハイ”というのは、もともと今回みたいなことを世界各国で展開している組織(米軍属)だということになるのではないかと思うわけですが。


とりあえずまあ、お元気そうでなによりです。じいちゃん。
まず一人めは開戦前にどこぞの島にほとんど説明もなく連れて行かれて、日本から島を奪い、勝利宣言をし(直後に奪い返され)、英雄だー、と祭り上げられ、それが日米開戦につながることになった、という作戦に借り出されたじいちゃんがおりまして。
探すのは奪還されたその島に取り残された米軍兵9人。
もう一人は別の日本軍が捕虜の収監に使っていた島に連行されていたその9人と同じ小屋に入れられたこっちは海軍のじいちゃん(小屋の落書き見てましたね)。戦闘機が不時着して漂っているところを捕まっちゃったそうですよ。
彼らが見せしめに虐待され、首を切られた、ということの調査と、遺骨探しがここのテーマで。なんというか、見ておわかりの通り状況証拠しかありません。嘘付いて得のある状況でもないし、処刑はすでに日本側で戦後すぐに認めているので、事実関係は問題ないでしょうが遺骨や証拠、となるともう推測しかなく、あとは心の問題なのかなぁ。
そもそも日本は当時捕虜取扱い条項に調印してないから今更単独責任も問えませんし。
それを軍が率先して行っている、というのは悪くないなって思うんですけどね。