「高慢と偏見」下、ジェーン・オースティン

高慢と偏見〈下〉 (岩波文庫)

高慢と偏見〈下〉 (岩波文庫)

とゆうかマジ、上下巻を読み終わってから最初にしたことは「男でもツンデレって言うと思う?」と人に聞くことだったのですが。確かに鉄壁の無表情で周囲が気付かないのは無理もない気もしますが(主人公がボケで気付かないわけではない)(なんかちまちま会うんだけどいつも態度が妙っつーかつっけんどんで印象悪いんだよ!)。
要するに男は女に惚れたのに全く自覚せず、そして気付いた後、なんで主人公を口説く前にエリザベスでいいのかということにのみ延々と迷ったのか。魅力的な目で物をはっきり言う頭のいい女って、当時的にすごく人気株じゃないかもだけど浚われてもちっとも不思議じゃなかったろうに。


まあ、詐欺師が出てきたり。
下の妹たちが騙されたり利用されたり、妊娠させられたり、彼女らの家の財産の相続人に対してエリザベスの友人がアタックして(好きでもなんでもないけど生きてくために仕方ない)奪い取っていったりとかまあいろいろあったわけですが。
そしてツンデレを悪人だと主人公に吹き込んだ男もいたのですが。


誤解を解くようなこともなく、というか最後までその辺の悪意の存在に気付く様子もなく(周囲をずっとうろうろしてたくせに)、家族付き合いどうしよう、、、なんか嫌だな(確かに姉以外かなりろくでもない)とか迷い続けていただけだという。
そして、彼女の叔父叔母に会って大丈夫っぽいと決心して。
実になんと、エリザベスにアタックしたのはそれからです、それからの怒涛の勢いは素晴らしかったですが、何故まず外堀から埋めるのかと小一時間(ry
彼女なら自力でも幸せになると思いますが、男をフォローしたって下さい、悪いヤツじゃないから。