『マイクロ・キラーズ』#4 脅威の殺人ウイルス:ペストとマラリア

ノミ、ネズミ、猫などまでが(肺ペストの場合は人から人への飛沫感染)媒介となるペストがフランスはパリの都の北から、マラリアの感染者のモデルがアフリカから帰り、その媒体となる蚊がカメラマンが持ち込んだ、という騒動がパリの南から同時に発祥。
というのがこの回の「架空例」だったんですが。
正直今までちょっと悪趣味で特にわかりやすいわけでもないな、、、と思っていたんですが(感染ルートがはっきり特定出来ない病気ばかりなので、しょうがなくはあるんですが)、この回はわかりやすかったですね。
そもそもマラリアは一度発病しても何度も掛かる病気。
アフリカ出身の方の中には免疫を有している人もおられるようなんですが、欧州人にはほとんど備えがなく、ほとんどはアフリカの地でその地の蚊によって豚や人から間接的に感染するだけなんですが(蚊の種類によって病気を運ぶかどうか違うそうです)。
一度発病した場合は少なくない確率で死亡、どちらも早い段階で抗生物質を飲めば治る病気なんですが、ペストの場合などは感染を恐れた人間が感染地を逃げ出し。結果的に感染を広めることになってしまうというパニックが一番怖い病気なのだとか。


マラリアは人から人への直接感染はないものの、蚊も発生したとなるとパニックは免れないだろうなぁ、しかもこれ、温暖化の影響でそんな可能性の低い話でもなくなってしまっているのだとか(アフリカの蚊は寒い欧州には今は適応しにくいそうですが)。
ウエストナイル熱−Wikipedia
他に西ナイル熱も取り上げられていたんですが、他生物の根絶や治療徹底が出来るわけがないので根絶は事実上不可能な病気という括りになるそうです。