『アウトブレイク:病原発生と感染ルート』#5 フィラデルフィア、謎の病原体

レジオネラ−Wikipedia
在郷軍人の会”というよりもどっちかというと「数日間ぶっ続けで飲み続けるじじい集団」がキモだったのではないのかと思うのですが、朝鮮戦争が1950−53年で1976年にこの会が、ということになるとじい様率は低くはなさそうな。
(しかしそうそう立て続けに死ぬほどの年齢ではないよなぁ。)
そしてこの時点ではレジオネラ菌は未発見、肺炎と似た症状を持ち(ただしもっとも一般的な抗生物質の幾つかが効きにくい)、高温多湿の場所ではどこでも菌自体は繁殖するものの霧状になって肺に吸収されない限り感染することはなく、しかもその場合もその人の抵抗力が落ちていなければ発病することがない、という。
あらん限りの勢いで見つけにくいですね、、、これ。
とあるホテルまでは特定できたものの、空調は定期清掃済み、ちょっとトイレを借りて通り過ぎただけの女性まで発病しているわりには従業員は全員無事。というところを考えるとどうもこれ、感染者は多くその中の発病率は高くない、ということになるのかな。
在郷軍人さんたち、多分普段は健康だったでしょうしねぇ。


レジオネラ菌っていうと日本でも循環式温泉で見付かったことありますが、こんな大規模なことがない限り今も発見されていなかった可能性もあるのかもね。
新しい感染症の発見が今後もありうる、ということに気付くきっかけになった、と言われていましたが、本当にそんな感じ。そしてこの回ばかりは「テロかもしれない!」とパニックになる人たちの気持ちはわかりました、ホテルも大雑把に聞いている限りで清掃を怠っていた様子もないし、なんか本当にどこで運命が別れたのかなぁ。