『クローズアップ現代』2008年 新マネー潮流

ものすごく素直に面白かったです、サブプライムローン(語呂がよすぎて元の意味をたびたび見失います)問題に揺れるアメリカから資本が逃げたために消費が伸び悩み、世界全土にその影響が波及する中、成長著しい中東諸国のオイル・マネーがだぶつき。
なぜかイギリスの不動産が高騰、正直全く全然意味がわからなかったんですが、どうもこれ、アメリカに資本を送る時にイギリスを経由させ、状況によってはヨーロッパ市場に廻すための措置なんだそうですが、…ひょっとして中東ってヨーロッパをあんまりきちんと把握してないのですか(日本も中国とアメリカ以外怪しいもんなぁ)。
というか、中東マネーって手堅いというか一回失敗してるんですかね?


そしてアメリカの経済破綻の仕方はあんまりにもバブル経済です...orz
いやもう、組んでるのは軍事同盟だけどいくらなんでも縁深いでしょ?! そして、国交がいまいち乏しいはずのお隣の中国さんが、しっかりがっちりと日本のコケ具合から学んでいてくれたのでちょっと嬉しかったです。ていうか、アメリカぁぁぁ。
でも、なんか措置の仕方が雑いです、二次産業を締めるって、ん、いや、有りかな?
そして各国が慎重に(アメリカ除く、中東マネーに銀行救われてんじゃ世話ない)、先の見えない状況下で手探りを続ける中、日本の姿勢が「食料確保!」「グローバル化!」だったのはもう、斜め上というか、なんでこの国が経済大国なんだろう。バブル弾けてなんか感覚がゼロに戻っちゃったんでしょうか。瓦をロシアに輸出する計画はよろしいと思います、というか可愛いと思います、国内向けも作ろうよー(石みたいな瓦はイケてる)。
日本って結局こう、去年も今年も平和なんですね、必要以上に欲出さなければ。
今年は中国さんと仲良くしませんか、多分歓迎してくれるな。うん。