「ニュージーランドAtoZ」池本健一

A〜Zまでの各項目について述べている、という試みは面白いと思うし、日本語はそもそも横書きも縦書きも可能で英文を書くには横書きのほうがやりやすかったのでしょうが、なんでこんなにと思うくらい読みにくかったです...orz
内容がわかりにくい、というわけでもなかったんですが、正直ネタが前後してしまってわかりにくい部分はぽちぽちとないでもなかったかなぁ。文章そのものはすごく読みやすくて、読み終わってみると「いい本」と評価出来るんですが難易度は高いかも;


ニュージーランドはオーストラリアの南東の小島ですが、歴史変遷が全然違うw
オーストラリアと同じく主にイギリスからの入植者によって土地が購入され(騙してません、騙した輩も司法の手で土地取り上げられた、よし!)、ゴールドラッシュが起きて発展(さして治安荒れてません)、社会バランスが崩れかけた時に先鋭的な政治家登場。
入植者の人数が増えるとともに多少の悶着はありましたが、概ね平和といっていいような展開、現在も原住民マオリ人との関係は良好です、マオリ女王という人が儀礼的に選ばれておいでなんだそうですが、彼女もたまに国際の場に出るのだとか。
あと、イギリスのエリザベス女王の時代に入植が開始した関係で女王好き。
羊を育て、果物を栽培し、時代の変遷でもっと安い商品に押され気味でちょっと工業化の道を模索しているようなのですが、どうも職人系が盛んみたいだなぁ(これは別のところで見たんですよ、往年の特産品が衰えていたところまでが本の内容です)。
珍しいところでは女性参政権が国として世界初、地域としてもかなり初期、禁酒法というものがあったそうなんですが現在は撤廃気味、まあ、治安いいし別に問題なさそう。
いい国だよー、と言ってますがむしろ幸運な国ではないのかと、いいなー。