『世界わが心の旅』#3 西アフリカ・マリ サハラの無へ

トゥアレグ−Wikipedia
西アフリカのマリはサハラ砂漠を有する幾つかの国の一つで、トンブクトゥはその砂漠の端の最後の地点、泥のモスクのある街で。女が顔を露出し、男が顔を隠す美しい緑や薄水色の色合いの民族衣装(あれ、なにで染めてるんだろうなあ、本当に美しい)の砂漠の民はトゥアレグ、マリの政府と揉めたこともあるのだという遊牧の民。
砂漠は“死の世界”とも呼ばれ、このサハラ砂漠もあまたの探検家の命を奪ったそうなのですが(マンゴ・パークという、イギリス人の探検家が紹介されてました)。
でも最近はすっかり、小さな生物が潜むことで有名になってるよねー、そういえばイギリスの科学番組を見ていたら、海の水を跳ね上げて砂漠を緑化しよう、という研究があったのですが、サハラ砂漠を想定していたのかなぁ。


森本哲郎さんという、探検家? 本を結構出している人でもありますが。
サハラ砂漠は4度ほど行ったことがあり、70歳を超えてこれが最後かなぁ、と呟いておいでなんですが元気だなぁ、若いとは言いませんがそのお歳には見えない。
空港に降り立ち車で半日? ニジェール川を数日掛けて下り。
サハラ砂漠の入り口の街に辿り着き、そこで数年前から戦闘に巻き込まれて行方不明になっていた旧友と再会、サハラの砂漠、砂以外なにもない地点を目指す、というそんな旅。旧友は羊とラクダを全て失ってしまい、ただ砂漠に棒と羊の皮だけを掛けた10畳ほどの場所で10人の家族と共に暮らすのだそうです。それでも生きて行けるんだな。
正直、森本さんの旅は素晴らしかったのですが「なにもない」というのはちょっとね。
砂漠の民にはオアシスの場所も、住む場所も草の生える場所もあるのにな。