「「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察」警部リチャード・ジュリー3、マーサ・グライムズ

2冊同時に借りたせいか、間違えて3作めを先に借りてしまったもので、気付いたらロンドンの警部とイギリスの片田舎の青年紳士(どちらも40代でしたか、えええ、メルローズそんな年齢だったのかw)がナチュラルに休暇を一緒に過ごす予定なのはまだともかく、予定が潰れたら事件先にまで行く、という展開がよくわからなかったのですが。
2作めがあるなら仕方ないですね、うん、なんで捜査手伝ってるのよー、とかの疑問は多分晴れないような気もしますがそこはそれ、仕方ないよね。


まあまず、どこぞの姉妹の妹さんの犬が女性の指を咥えて来まして。
続いてその姉妹のお姉さんが死体を発見、見知らぬ女性ではあったのですが場所がちょっと微妙なところだったので身元がなかなか判明せず、同時期に村の少女がロンドンで頭を殴られていた事件との関係も、特に誰も疑わなかったのは仕方ないと思うのですが。
何度かジュリー警視(昇進したらしいです、シリーズ名はどうなるのかしら)が現地で大所帯のおかみさん以下の協力を得ているうちに、数年前のエメラルドの盗難事件が浮上、その盗難事件の被害者の奥さんが最初に死体の見付かった村に所在していたために捜査が進展、というのが大雑把な流れですが。
とりあえず、話の中で圧倒的な存在感を誇るのはエイミーという馬遣いの少女でしょうか、あと推理作家のお嬢さん(メルローズに誘われてて気付かないなんてもったいないww)は思ったよりも活躍しなかったなー、また出てくることもあるのかな?
あと、領主一家は迷惑だけど別に害がある存在じゃない気がします、うん。
事件に関しては1作めのほうが好きかなー、と思うのですが、まあまあやっぱり納得の行く範囲、けど、相変わらず事情わかりにくいなぁ、いいんですけどね。