「日本の私鉄 京王電鉄」朝日新聞社、広岡 友紀

多分≪日本の私鉄≫というとカラーブックスから出てるものが一番ボリュームがあるのではないかと思いますが(なので暫定的に出版社を入れてみました、わかりにくいしね、カラーブックスが3つもシリーズがあるww)、文章のボリュームとしてはこっちのほうが上でわりと視点が“普通”の本、なんかマニアの人には噛み付かれてましたけどね。
正直、鉄の人の拘りって傍で聞いててなにがなんだかわからないからな。。。
(一言で鉄ヲタの人を評価するとすると「旅行に付いて来てくれるとしたら最高の人材」で「旅行に付き合わされるとしたら最低の境遇」かと、無理、わからん。)
しかし、京王電鉄に興味がある人ってまず鉄道オタクじゃなくて企業への好感だと思うんだよね、同じシリーズの西武鉄道も多分そうなんじゃないかなぁ。


かつての大東急という戦前から戦後に掛けて、東急・小田急・京王・京急・相鉄という巨大グループに属していた時期に関しての話が簡単な合併(というか買収されたというか)の経緯と分離の前後くらいでほとんど流されていたのですが、さすがに離反の時点で今の京王井の頭線が京王に属したことはさすがにしっかり書かれてましたw
あ、あー、そうだったのか! とわりと納得出来たんですけどね。
もともと小田急のほうの路線だったみたいで、京王帝都って会社名だったのも、多分ですけど京王に本線という呼称がないのもそれでなのかなぁ?
よくよく思い返してみると結構違う部分があるんですが、意外としっくり来てるというか、独自カラー持っていながらちゃんと京王の一部なのでちょっと逆に感心。
沿線に関してはほとんど触れられておらず、路線や車両に関してが主なのですが、多摩ニュータウンの話はお人よしと言われようと大好きww いつまでも健全でいて下さい。