『世界遺産』#538 古代都市ウシュマル(メキシコ)

ウシュマル−Wikipedia


紀元前700−1100(紀元前は数字が大きいほうが時代が古いんだよな、面倒くせぇ)頃に作られたマヤ文明の主要な遺跡の一つ。
ウシュマルというのか“オシュ=マハアル”(古いマヤ語なので発音は推定)、「三度にわたって建てられた町」という意味なのだとか。年代に開きがあるのも推定年数が開いてるというよりそのくらいの時期の間、実際にずっと作られ続けていたってことみたいですね。
成長する、というか長く繁栄した都市だったんだろうなぁ。


町の中の建物の壁面にはチャックという山の神の顔があらゆるところに存在し、“魔法使いのピラミッド”と呼ばれるピラミッドがその都市、とゆーか遺跡の中核をなしています(エジプトの精緻に切り出されたものとは全くの別物で日本の石積みに似てます、互い違いにサイズの違う石を平面に組み合わせていくあれ、どうやって造られてるかはわかってるけど再現できないんですよね;)。
んで、漆喰を使っていなかったためか他のマヤ文明の遺跡よりも保存状態が良く、復元作業も比較的容易に行われたようです。


それらモチーフは土地の山岳信仰を反映し、「聖なる山」を模したものであるとされ。宗教儀式に使われ、当時の王が祭典の時にその階段を昇ったのだろうと言われています。
マヤ文明に共通のことなのですが、生け贄を捧げていた形跡もあるのだとか。
1996年、文化遺産として登録されました。