「日本の私鉄13 京王帝都」カラーブックス・第2シリーズ、道村博

もともと京王軌道(軌道ってのが路面電車のことみたいですね、ただ、2両編成だったっぽいから普通に路面電車としてイメージされてるのとは違うのかも、この辺の分類は正直まだよくわかんないです)、そして帝都電鉄という二つの会社が合わさったのでこの名前。
この本の出版よりもあとに京王電鉄、として名前を変えていますね。
帝都電鉄というのは今の井の頭線のことで、実はレール幅違うとか、路線が交差してるとはいえ十字だとか、乗換えが別会社(昔の名残りで小田急と一部つながってます)のそれと大して手間変わらないとか。
まあ、そんなあれこれがあるものの、言われないといまいちよくわからない。
私、沿線住民として非常に京王が好きなんですが、この本を読んでもなんだかそれがどうしてだかわかるような気もします。いやうん、滅多に止まらないのがよくわかる。
(車両点検車だの、救助訓練だの、運行コントロールの総合管理だの、冷暖房の完全完備を始めて成し遂げたとか女性乗務員だとか、地味なんだけど大事だよね。)
あと、井の頭線の七色のカラー別けとか意味わからんほど可愛いwww
アイボリーの背景にチェリーレッド、ブルーのラインが入ってる京王線の車両は、なんでもデザイン賞関係の常連だそうです。
ところでなんで同会社になってから長いのに車両デザイン揃えないのかしら?


あと、この辺は実は鉄道会社の統廃合を繰り返した地域なので、京王が2社、帝都電鉄が1社合併や路線買収してたいり、帝都電鉄側が小田急傘下に入っていた時期があったりとなかなか複雑な事情を経ているのですが、その辺のことは駅の経緯くらいだったなぁ。
大東急に吸収されてた前後の時代とかも興味あるんですが、どっかにないかな。