『建築の世紀』実業家と書物とバンガロー(晩香盧、青淵文庫)

渋沢栄一−Wikipedia


渋沢栄一氏の縁のものを集めた≪渋沢史料館≫の中の一画。
彼の私邸周辺が空襲にあった時、残ったのがこの二つの建物なのだそうです。
“晩香盧”は客を迎え入れるための場所で。
“青淵文庫”は彼の膨大な書籍を入れるための書庫だったそーで。なんというか渋沢栄一って人は日本の名だたる実業家というか、「日本資本主義の父」とゆーか、なんていうのか金持ちですね。書庫いいなー(そこかよ)。


晩香盧はバンガローの音から取ったとも言われているお茶目さん、大正6年(1917年)に喜寿の祝いとして清水建築(当時は清水組)(いい仕事してますなー)から贈られたのだという和洋折衷の建物なのですが、火鉢がありましたよ、寒いからね! 見た目も六角で椅子の肘宛ての高さに合わせてばっちりなのだそうです。
なんか愛されてますね、ちゃんと贈り物だなぁ。
あとになり、ここに各国の賓客を迎えることもあったようですよ。
つーか、清水組って結構いい建物造ってるなぁぽちぽち。


青淵文庫は大正14年(1925年)に今度は傘寿の祝いとして竜門社から贈られたのだとか、竜門社ってなんぞや? と思ったんですがもともと渋沢氏の縁の人らが作った結社→財団法人みたいですね。なにやってたんだろ。
「青淵」というのは渋沢栄一氏自身の号から来てるそうです。