「輸送船入門」大内建二

“日英戦時輸送船ロジスティックスの戦い”が副題、主に日本が戦争終結までどれだけボロく沈められたか、という話が前半。後半でドイツのUボートにどれだけしつこく付け狙われた、というところからそれを跳ね返すシステムを構築、戦後の船舶の技術にも貢献したんだよー、というイギリスの姿勢を見せ付けられる構成です。
ちっっくしょおおお、あああ、、でも、イギリスと日本の同盟時に前評判の悪さと比べて異様にまともに進展し、ついには鼻で引っ掛けてもくれなかった他国の横槍まで入るようにまでなった理由がよくわかりました。
戦争以外だったら日本のターンですよ! 敵がいる状態では異様な冴えを見せるイギリスになんの邪魔も入らなかったら堅実に技術を積み立てていく(が、なんらかのアクシデントが起こると上層部がヒステリー体質; 下はまともなのにぃぃ)日本との組み合わせ。
とはいえ、敵対者がいない限り古いシステムを変更しないイギリス。
(「バトル・オブ・ブリテン」の本等々を読んでの感想ですが、頑固ですな!)
もう一回同盟組みませんか同盟。てか、仲良くしましょう仲良く。


と、さすがにこう、ものすごい脱線してしまったんですが、輸送船への攻撃が世界的に行われるようになったのはWW2から、しかしイギリスは生活必需品に至るまで海上輸送が当然だったのでそれ以前から攻撃を受けていたこともあり。
WW2の数年目にはドイツ潜水艦の攻撃を封じ込める手段を開発。
対して日本、輸送船が必要になったのがWW2、やたら沈められるのでボロい船を大量に作っては沈められ、現場の意見を「命令だから全滅しろ」と返す始末(要約してません!)、条件悪いんですけど、、もうちょっとなんとかさぁぁ。負けて当然だボケ...orz
2000年に自然遺産として登録されることになりました。