『世界遺産』#548 リヴァプール 海商都市(イギリス)

リヴァプール−Wikipedia


近年ビートルズという世界的に有名な音楽グループを排出し。
過去にはアフリカとの奴隷貿易で発展したのだという複雑な過去を持つ土地。彼らは世界遺産(「負の世界遺産」の側面もあるのかな)となった今、その事実を見詰め、記念日を生み出し黙礼をし。
奴隷制度を廃止する運動の中で“アメイジング・グレイス”という美しい賛美歌を生み出しています(正直、日本人からするとどーにも羨ましい...orz)。


18世紀から貿易による発展を始め。
いち早く船の大型化に対応したことからますますその恩恵に預かることになりまして、そのうちだーんだん、アフリカからの輸入品が人間になり(どうも輸出超過がその要因だったようにも見えますが)(この国の汚点て輸入超過か輸出超過の不均衡なんだろうか;)(対中国の阿片戦争もそうだよな、でも植民地になった国の評判は基本的には悪くないんだよ)、そしてイギリスに連れ帰ってきた奴隷の人たちの労働でイギリスは産業革命の時代を迎えたのだと言います。この街のせーだけではないんだろうなぁ。
街中には、奴隷貿易の直接の名残りのレリーフ(当時は誇らしいことだったから形に残してる)や、財をなした奴隷貿易商人の名前があちこちに残していて。その当の奴隷さんの子孫がその歴史を説いて廻る仕事をしておられます。
残しておくべきだろうと彼は言います、その時代のレリーフや名前を。
2004年、文化遺産として登録されました。