『美の巨人たち』シャガール「彼女をめぐって」(フランス)

マルク・シャガール−Wikipedia
(1887.07/07−1985.03/28)


二つの愛の間に揺れて、とゆーてたので、「この、ただでさえ恋人の親友として出会って、長距離というよりか置き去りにしていたというのに再会して快く自分を迎え入れてくれた彼女を裏切るのかーっ(物には限度が)」とかなり心配してましたが。
死別なさってたんですね、おまけにずっと落ち込んでいたんですか。
そしてそこから浮上するために、新しい愛が必要だったんだと。


ロシアのユダヤ人街で生まれたのだという自らもユダヤ人。
前述のよーに後に奥さんになる彼女を置いて5年間パリ行って帰国。
結婚してからロシアでしばらく暮らすものの、やっぱりフランスの絵画に憧れて移住するも、第二次世界大戦のナチスの迫害のためアメリカへ亡命。そこで奥さんが病死してしまいます、、、というかこのタイミングは確かにキツいなぁ。
その頃彼の描く絵の中には、生まれ故郷が描かれることが多かったそうなのですが。
逃れるようにパリに行っちゃったっていうのにね、そして戦火にて故郷は失われてもしまうわけなのですが、そしてさらに、死んでしまった奥さんを故郷の中の絵に描くのに「ろうそく」新しい光、自分を慰めてくれる知的な女性を必要としたのだそうですよ。


繊細って言うんでしょうかね、それとも逆に図太いというのか。
弱いながらもどっかしらで前向き、性格はキツかったそうですが絵は優しいですよ。