『美の巨人たち』金山平三「大石田の最上川」(日本)

金山平三−Wikiprdia
(1883−1964)


“雪の金山”とも呼ばれる自然風景画家。
東京美術学校黒田清輝氏に師事し、若い頃はヨーロッパで写生三昧。
後に人間関係のしがらみか美術界の正道を離れ、途中で美術界の正道を追ん出てひたすら自然ばっかり書いていたそーですよ、見合いで出会った奥さんをこよなく愛し、じいさんになっても共に踊り、旅行に出掛けちゃあ奥さんに手紙を送ってたそーで。
奥さんは奥さんで数学の論文を書いてましたという才女。


ぶっちゃけて、奥さんは結婚相手に困ってらしたんではないかという節がないでもないのですが(お美しいと言えないのはまだしも、どう考えても並の男の数倍頭いいっつーか)、当時はまだ若干貧乏だった男と縁組し。
そして男も出世し。
さらにその後、放浪に近いような拠点も田舎という生活になり。
ある意味で割れ鍋に綴じ蓋というか、出会った時から相性ばっちりじゃー! というのもよくわかります、奥さんが大量に寄越される手紙を全部取っていたのも、彼女の学者としての性質もあるのかもしれないけどなんかわかります。
お互いがお互いの足枷にならなかっただろう夫婦って素敵ですよ。
山形県の自然と風土と人々をなにより愛し、腰を据え、そこで死ぬまで過ごしたそうですよ、周囲を寡黙にせっせと描き止め、近所の子どもたちに踊りを教え。
あ、あと、ずっと夫婦で風呂入ってたそうっす、当時なんですか、すごいな!