『21世紀仏教への旅』1、ブッダ最期の旅・インド

まあ、ブッダさんはもともと悪魔とも近所付き合いしてたんですが(ホントだよー!)、80歳オーバーのある日「そろそろ寿命っす」と言いに来た悪魔に「まだ待てや」と言い返して旅行の準備をし、弟子たちに「そろそろだから先行きをよく考えるんだよ」と言いつつ半年後旅の半ばに亡くなったそーですよ。
とゆーか、こりゃ旅行先で死ぬ気満々だったわけですね。
いやー、人生そーでありたいねっ! とか言われても、まだ30歳なのでわかりません。
もうちょっと歳を重ねるとわかるようになるんでしょうか、五木寛之さん。


この番組はとりあえずインドから語り始め。
世界のあちこちをぽちぽちと廻って今仏教がどのような役割りを担うべきか、ということを考えていくのだそーです。ぶっちゃけ、インドではかなり昔にイスラムさんの流入でかなり下火になりましたから現代は語りようがないわけですか。
(イスラム教の衰退ののちは仏教よりも時代が遡って現地宗教が復活っす。)
つーか、ブッダさんは死の直前、他人の思想に頼るんじゃないよ自分で信ずるべきものを決めるんだよ、そしてもし自分の死後、そのように一人立っている人がいたら自分の言葉を聞き教えを受けた弟子と同じように扱うんだよ、とか言ってたそーですよ。
それはひょっとして、仏教というものの本質なんでしょうか。
というか、それはひょっとして“仏教”に拘らなくてもいいよって宣言なんでしょうか。


「この世界は楽しい」とはブッダさんは言わなかったんじゃないかと五木さんは見るわけですが、まあそれでも愛していたと私は思います。地獄のような世界であっても。