『民衆が語る中国・激動の時代−文化大革命を乗り越えて』1)紅衛兵誕生へ

疲れました、死ぬほど疲れました、きっと皆さん疲れたと思います。同意して下さい、反論は受け付けません。前に、同じような形式のソ連→ロシアの番組を見たのですが、こっちは当事者がどっからどう見ても掛け値なしに一般民衆なんだよね!
どんなに脂ぎってても俗物でも人の上に立つ人はやっぱ違うわ...orz
まあ、聞いてて「およ?」と思ったのが故毛沢東氏への感情でしょうか。


なんつーか、案外と悪い思い出ではないのかなぁ、と。
文化大革命は中国という国が現代に至る寸前、まるで揺れ戻しか拒絶反応のようにして起こした、まあ幼児のひきつけ、とでも言ったらいいのでしょうか。その理由が指導者のたわ言であったのだとしてもそれが確かなきっかけだったのだとしても、それが「中国の民衆の心にあっていた」のは間違いないんですよ。
毛沢東はね、愚かでも民衆から乖離した指導者ではなかったように思うのですよ。
(つーか愚かだからかなぁ?)
ま、馬鹿ですけどね、ある意味で日本の日中戦争(太平洋戦争はまた別、あれは引き摺られたのだと私は思ってます)、イギリスの阿片戦争、ドイツのアウシュビッツ、他の国にも一つ二つくらいずつあるんじゃないでしょうか、他国では起こりえない歴史の暗部。


でも10年は長すぎじゃねぇか、と小一時間。
だいたい、誰が加害者で誰が被害者だかわかんないんだよね、と私の先生にしみじみと言われていたんですが、本当にしみじみと誰がなにやってんだかわからないというかなんというか、どうしてもやっぱり正義からは一番遠い、暗部だと思うのですわ。