『世界遺産』#558 屋久島 I(日本)

屋久杉−Wikipedia


でも7200年前でなく、2100年前でもこの国は立派に縄文時代なわけですが。基本的に樹齢ってのは一部をくり抜いて年輪を見るものなのですが、さすがにどう見積もっても数千年はガチな木にそんなこと出来ないしなぁ。。。
外側の太さから推算したのが7200年だったわけですが(一年でどのくらい育つかは周辺の樹木からデータ取るわけですよ)、どうも三本の木が合体したのがこの木なんじゃないかなー、というのが一つ古いデータ。
最新の調査では「やっぱり一本の木!」とのことですけどね。


2000mの標高は海底火山の影響であり、その高さの違いが植生の違いを生み。
そのバリエーションは日本の縮図とも言われ、高い標高、台風の進路でも(低気圧も似たようなところ通ってくるわけですよ)あることから、そこで雨雲がごーん、と高地にぶち当たり雨を降らせ、一月に35日雨が降り、日本平均の5倍の雨量があるそうで。
(でも正直、日本そのものもも大概降水量多いよなぁ。)
コケが樹木に必要な水を湛え。
火山灰土であることで栄養が行き渡らないことが逆に密な年輪を作り、腐りにくいことによって余所の杉の倍以上の寿命を持ち。
千年を越えるものを屋久杉、神が宿るともされるのですが。
江戸時代から近代まで伐採の憂き目に遭い、手付かずの森林は残り20%。
今も千年の樹齢を越える切り株の洞には祠があるのだというのですよ。