『A級戦犯は何を語ったのか』−東京裁判・尋問調書より

東京裁判やA級戦犯はよく不当な裁判だ、と言われているわけですが。
特にその相手を責める論調がないとは思ってたんですが、、、うんまあ、努力はしてるよね。自己弁護を潔しとしない民族を相手に取調べして「言い逃れてるだけだ」と判断してしまうのもなんかしょうがない気がしないでもない。
そして私、ドイツのニュルンベルグ裁判のほうはしゃあない気がするんですよ。
あちらは本当に責任の所在がわからないというかなんというか。
ただ、それを日本に当て嵌めた時に食い違う部分が出てくるのは当然。
つーか、中国側の“戦犯リスト”にも石原莞爾いないんだなー、いや、一番最初に満州事変の計画立ててその後「理想と違う」とか言ってふらっと去ってしまった人で、土肥原氏は特に戦争犯罪には関係してないというか、利益は受けてたわけですけど。
国民性ってあるよなぁ、本当になぁ(遠い目)。
ちなみに“南京大虐殺”(自衛措置)に関しての軍上層部の対応は知ってます、規律正しい日本兵は略奪なんかしないから隠しちゃえ、という感じでした。悪気とかはないんですけど、せめて悪気があってくれれば、と同国民は死ぬほど思います。
同国民としてはいまいち現地の人を責められません。
とりあえず、基本資源を現地調達、というシステムがマズいんではないでしょうか。
補給路が計画されてないことがあるんですけども、ことが始まると。


「戦争を止められなかった罪」で死刑、ということに結果的になった気はしますが。
止められなかったと考えず、わざと止めなかったという判断もある種仕方がない。
その辺の説明は、もう日本側から根気よくしていくしかないんじゃないかなぁ。