『新シルクロード 激動の大地をゆく』第6集/“希望”の門 トルコとクルド・2つの思い

トルコの迫害はEU加盟の関係で和らぎ、正直、イラクでの扱いも到底よくなかっただろう、というが実際ぽちぽち話を聞いていた記憶もあるのですが、アメリカが来て、現在は自治区ができたのだそうですよ。というこの回の主題は。
現時点で国を持たない最大の民族、クルド人
(>クルド人−Wikipedia


で、えーと、遊牧民、ということは、モンゴル民族みたいなものかな?
ユダヤ人のように国を喪ったわけでもないけれど、クルド人の王朝も存在しているし、概ね近隣の国にいるしで、近いっちゃ近いかなぁ。いや、もちろんそれでもって判断するつもりはないんですが、どうも国を持っていないって日本人にはわかりにくくて。
宗教はイスラム教スンニ派とのことですが、独自色も強く。
トルコではもともとオスマン帝国からの革命のためにクルド系が協力し、その後、トルコの単一民族政策とやらで迫害を受け、逆にそのためにアイデンティティの確立がされてしまったらしく(うん、優遇すると溶け込む)。独立を求め。
要するに国がばらばらになることを心配しているのでクルド系にはぴりぴりし。
お隣イラクのクルド人自治区の一勢力PKKが同民族の窮状を許せん、と言って攻め込んでくる、というのでいいのかしら。PKKがトルコに来る、というところまでは確実なんですが、特にその動機とか聞いたことなかったけど、自然に解釈していいのかしら。
教育も就職も制限され、危険な仕事にも従事し。
それでも戦乱に真っ先に巻き込まれてしまうけれど、自治区はやっぱり彼らにとって「希望の門」というそんな話。独自文化ってあれですね、誇りみたいなものですよね。