『世界遺産』#559 屋久島 II(日本)

屋久島−Wikipedia


同じ世界遺産の白神山地の土地の人らは確か山に入ることを禁止されていたと思うのですが、まあ、商業行為と見做されたか宗教・慣習として見做されたかの違いということなのかなぁ、日本ってあんまりその境い目がないもので。
自然破壊=悪、のほうが一般的じゃない? もともと。
(やるとかやんないとかそういうのはまた置いておいて、征服即ち勝ちってない。)
なんというかまあ、月35日の降雨量に、与えてくれるものの大きさだということではないのかと思うんですが。地質が花崗岩だというのに百年だかしか経ってないはずの祠が育った木に押し潰されそうになっていたりとか、豊かだなぁ。


海底の隆起でもって島全体が出来たもので。
島にも大概ぽこぽこと千m級の山が連なっており、洋上のアルプスとも呼ばれ。
海に潜ってもどどーん、と海底からそそり立ってますよと、そして材質は花崗岩
けれど海岸線は波に晒され続けて砂地になり(ひょっとしたら波も厳しいんじゃなかろうか、どんだけ削ったんだろう)、海亀がえんやとっとと卵を産みに砂浜をやってくるそうで。
んでもって、かなりいい条件の海じゃないと海亀いないんですよ。


島の人たちは世界遺産ということ以前に、山を神の領域として捉え。
そーいや、屋久杉を切った時も泣く泣くだったって言ってたよなぁ、祠もそのためで。
1993年、姫路城・法隆寺・白神山地とともに自然遺産として登録されました。