「この人この世界」ニッポン近代化遺産 #1 煉瓦(れんが)は語る・埋もれた原点―猿島、横須賀製鉄所

といっても日本の海軍で、まともに活躍したのは海外から買い込んだ艦やら小さな艦くらいだったらしいのですが、そしてどっちゃかというと、世界一の海軍力が他の分野にも及んでいると思い込んだマイナス効果が一瞬でぱっと思い浮かぶわけですが。
(軍事には些か寛容ですが、幻想で美化する傾向は持ち合わせません。)
なんでも、第二次世界大戦は空に舞台が移っちゃったんだそうで。


とりあえずどっちかというと「出番すらなかったよ!」という要塞島である猿島に対してそんなこと言ってもしょうがないし、日本自体にほとんど機材も技術もなかった中それこそ一から作っていったのだという(フランス人技師さんはいたそうですが)後の横須賀製鉄所(→横須賀造船所)を責めるのも筋が違うような気がします。
なにも調子に乗ったのは彼らじゃないしなぁ。
でもってさらに、現在は米軍基地の一つになっており、施設としては立派に現役。
横須賀海軍施設−Wikipedia


猿島のほうは東京湾を守るという意味合いにて近代、黒船が来る前に一度要塞化され、しかし黒船の威力の前に沈黙し。
第二次世界大戦の前に再軍備されたものの、やっぱり空から来たので無効だったらしく。
そしてその当時の最先端素材だったレンガを使い、美しいアーチを丁寧に作っていったそうですよ。レンガも丁寧に焼いていたのだとか楽しく解説されてました。
でも本当に、レンガはともかくなんで軍事要塞にアーチ状トンネルw
攻撃をすることもなく受けるようなこともなく、今は美しい姿だけが残ったそうな。