「ニュースシャンパリーノ」参議院/出川哲朗

前の“憲法9条”とはずいぶん趣が違ったんですが、つーか正直、小学校の授業を覚えてれば済む内容だったわけですが(人によってはこういうの忘れないのですわ)、「同じものが二つある」「そりゃ意味ねぇだろ」というところに至ってからは結構面白く。
先生のレベルが高い、とは正直言い難かったんですが。
それはそれとして話としてはぎこちないながらもポイントは外さず、この回が終わるまでにほとんど彼と同じ理解に達してたんじゃないですかね。そうなんだよね、二院制にしていたら二院制にするだけの意味がなきゃ駄目ってのは自然な話ですよね。


いや、法律が通しやすくなる体制にする(小さな政府って呼ぶんだったかな?)という理屈自体はわかるので、捩れ国会、と呼ばれているのもわからんでもないのですが。だったらいっそさっぱりと参議院を無くして一院制にしてしまえばいいだけよね。
もちろん、現在あるものが消えることはほとんどありえないので(既得権益と言いますよ)、役割を別け、少し時間を掛けて審議するものを話し合う、というのもありだと思いますが、二院制にするのだったら衆議院と同じものであってはならない、というのは充分に立派な意見でしょう、一から始めてあそこまで行った、となると確かにすごい。
んでまあ、党議拘束を止めましょう、とか党に所属していないと選挙に出られない仕組みはおかしいとか、大臣を輩出する、ということをなくして衆議院の言いなりにならないようにする、とか、いろいろ考え方は存在してるんですね。
でも、それが実際に表立って誰か表明しているかというと些か怪しく。
今の捩れ、衆議院と参議院で過半数の党が違う状態もいつまで続くかわからない、というまあ、話としては始まったばかり、という感じかなぁ。始めたらいいっすよね、マジ。