『美の巨人たち』足利義政「銀閣寺(慈照寺)」(日本)

慈照寺−Wikipedia


茶室っぽいというのは番組内のモデュロール兄弟の言葉ですが(目がないのかしら、なんで声で人を見分けてるの?)、そんな珍しいもんでもないよな、と思ってましたがよくよく考えてみたら茶室ってずっと後の文化でした、平にすんません。
金箔寺、、、もとい金閣寺に対して銀閣寺が銀箔を張っていないというのはむしろ、銀の手入れの大変さを考えるととても納得なわけですが、銀のチャペルとか手間が気になって寛げないという人、案外少なくない気がします。日本人限定で。
というかこう、無茶苦茶手間掛かるじゃないですか、砂の庭園。おい。
そして半ば自分の責任である(どっちかに肩入れせいよ;)“応仁の乱”に疲弊した京都の街に臨時の税を徴収して作っていたそうですよ。むしろよく不満が出なかったなぁ。


芸術に逃げ込みたくなる気持ちも、世を儚む気持ちもわからんでもないですが。
そして確かにここから、様々な日本の文化の源流が生まれたとも思うんですけどね。さすがにこう、将軍としてはさすがになんだか切ない気持ちは拭い切れず。いや、当人が悪いとまでは思わないんですけどね、争いがとことん嫌だったんだろうねぇ。
えー、見た目よりも居住性を優先した書院造り。庭の美しさ。
月の出る頃に一人きりで見る池と庭を背景にした姿が素晴らしいのだ、というのもさすがに金閣寺とセットで小学生の頃から延々と聞いているので知っています。
それが水墨画のモノトーンの世界を模したものだというのもわかります。
西方浄土を求める前にただ、もう少しなぁ、仕方ないのかなぁ。