『食彩の王国』#204 海老芋

エビイモ−Wikipedia


おお、短いとはいえWiki君にエビイモの単独項目ありますね。
京野菜の一種で、サトイモの仲間、えーと? 親芋を植えると子芋と孫芋が出来てくるので親芋と小芋の間に土を被せてエビの反りのような形を作る?
いや、理屈として充分可能だと思いますし、その形にする意図がなんとなくわからないでもありませんが、最初に始めた人なに考えてたんだろこれ。なんかこう、公式ページの写真でもエビ型、ちょっと曲がった中間の大きさ(エビになるにはパーツが足りない)、そして素直に丸いころん、とした小さめなのが並んでますが。
料理法見るとそんな特にエビ型生かしてないよねぇ?!
(というかサイズといい、形といい、フツーに煮込めませんてアレ。)


京野菜というのはブランドやら伝統やら合わせてなんでも42種。
基本的に京都でしか作られないっていうか、なんというか、余所で作って採算取れないんじゃないかこれ。と思えるというか(あるとしたらパチモンだけど、なんか危ない橋渡るだけの儲けなさそうだし、なんか販路がっちりしてそうだし)。
そしてこう、煮崩れしにくく味わい深い、というのは納得するんですが。
なんというかエビイモ専門店まで存在してるというんだから、ある種剛毅です。
剛毅っていうか、うわ、300年の超老舗ですが、まあ、そのくらいでないと難しいのかもしれません、いやだって、エビイモ専門店チェーンって一度しか入らないよ!
現在は東京でも食べられるし、フランス料理にもなってるそうっす。ほー。