『食彩の王国』#205 柚子

ユズ−Wikipedia


なんでも山椒と並んで二大香料とまで言われているらしいかんきつ類。
ウチも大概昔からの食材と縁がなくなってしまいましたが、柚子は時期にもなるとスーパーに普通に並んでいるし、使い勝手もいいしでなんだかんだとほとんど毎年ご縁があるんじゃないでしょうか。半分に切って魚に掛けたり肉に掛けたり。
お風呂に丸ごと入れたり、食事で使い終わったものをネットに入れたり(セコいw)。
あと、なんでも高知県では塩の変わりに保存調味料として魚と共に漬けられているそうなので、どういうことなのかよくわからなかったんですが、酸性にすることで腐敗を防いでいる、という理解でいいんでしょうか(多分、メカニズムはわかってなくて試行錯誤の末だったのではないかと思うんですが、ある意味もっとすごいよなぁ)。


魚の味も損なわないし、風味も付くしで言うことないんじゃないでしょうか。
実が成るまでは時間も掛かりますが、一旦成ってしまうと特に手間もありませんしね。
それにしても山間部の特別な食材って時々話に出てきますが、皆いろんな工夫をしているもんなのだなぁ。魚も少なく貴重な上、塩が足りないってのは本当に大変そうです。
(食卓がどう見てもご飯で増量されていたのが気になりましたw)
皮も刻めば薬味になるし、七味唐辛子の中に入れることもあるそうな。
実は逆に、お菓子の“ゆべし”くらいでしか食べることはないのではないかと思うんですが、それもいろんなつくり方が増えてきて丸ごとの保存食って感じではないのかなぁ。
ともあれ、すっかり減った残り少ない季節の風物詩、今後もお世話になるでしょう。