『爆問学問』#19 北岡明佳(知覚心理学)

“この世はすべて錯覚だ”ってまた太田さんが乗っ取ってるし。
いやまあ、この回については「メカニズムが謎」と研究者ご当人が言い切っておられるのである程度はしょうがないとは思うんですが、正直こう、一度二度ならともかく、そして心理関係の回ならともかくちょっとしつこい、というのが本音ですよ。
とはいえ、「それが錯覚であるというのも認識でしかない」というところに上手いこと結び付けて下さってたのは面白かったと言えなくもない。ですが、もうちょっとカットするなりなんなりして欲しいというような気がします。
どんだけ鋭く切り込んでも、それが多少見当違いであってもそんなことはむしろ、太田さんもシロウトなんだからちっっとも構いませんけど、自分の世界に引きこもってぶちぶちと呟いているのを見るためにこの番組を選択した覚えはないんですよ。
母上なんて途中で寝ちゃってましたよ、つまらないとすぐ寝る人ですが。


この回のテーマ、というか実際に出てきたのは錯視の作品群。
色によって脳内の処理速度が違うために、青と黄色の円が描かれた紙を上下させることによってその動く速度が違って見え、結果、青と黄色の円が自由に運動してるように見える、というものは説明がされていましたものの。なんで見ているだけで動いて見えるのかがわからないものも多い、「どうしたら動くかはわかってますが」とのことなのですが。
ちなみにあれ、画面越しというのもあるのでしょうが、私も何割かで錯視が起こらない、昔からその辺駄目なんですよね。しかし、それだからと言って理屈がわかるわけがない、というのもその通り、動くものと動かないものの違いすらわからない。
んで「錯覚でも、見えてるままでいいじゃん」とか太田さんは言い出すわけですよ。