『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#3 アジア各国におけるプライマリケア インド−人口との闘い

人口増加が前年比1.2倍から下げ止まらない…(タイとベトナムは近年で増加率が減少の傾向がありました)、挙げ句に都市人口増加率が1.5倍ですか。
おまけに合計特殊出生比率も都市部では減少したもののまだまだ結構高い。
幼児死亡率も東南アジアで比べても圧倒的な数だなぁ、死亡者数も感染症や寄生虫症が圧倒的ですね。要するに教育がまだ行き渡ってないってことになるのか。平均寿命もタイやベトナムに比べてさらに10歳近く低い、まあこれまでの状況から当然ですが。
人口増加は1920年代に起こったものの、その時点では死亡率も同時に高かったために許容の範囲内だった、というのは正直先進国だと直接言わないよねこれw
(特別ゲストのインドの医学大学教授さんの状況分析です。)
病院数は民間病院が多いんだけど(80%)、ベッドの数だとそれほどでもない(35%)、ということは小さな個人病院が多いってことになるのかな?
というか、3万人に1つの施設とか1万人に、とか明らかに少ない…。
ヘルス・ボランティアの存在が千人に一人、なのでこれはある程度の水準に達してるとは思うんですが、ボランティア探すの大変で、地元に受け入れられることが肝心です、というような言い方をしている以上、方法論は確立してないんじゃないかなこれ。
そもそもあくまで補助機関だよなぁ、ヘルス・ボランティアって。


健康保険も10%の加盟、企業などの展開している保険に頼ってる部分も、ということなんですが、どうも危機感みたいなのはないっぽいんですよね、成果は出てるのかなぁ?
うーん、まああくまで語ってるのが大学教授であって現地の取材は今回なかったし、タイやベトナムと比べては遅いんですが、今は過渡期と考えるべきなのかなぁ。