『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#6 アジア各国におけるプライマリケア フィリピン−医療制度改革とプライマリケア

正直申し上げてびっくりするほど要領の悪い先生っていうか解説者(と呼びたい;)の方だったんで、とりあえず、一番伝えたったのだろう、現在のフィリピンでは先進国特有の食事の問題に由来する生活習慣病と、発展途上国の抱える問題である感染症との問題とを同時に解決することを迫られている、という部分は伝わってきたのですが。
繰り返す必要があるほど難しくないし、なんで健康データを日本とだけ比べんの…。

もともとフィリピンには日本の県に相当するローカルガバメントと言われる自治体が81ありましてどうもこれが憲法によって自治が保障されているために、独自の医療用の組織を持っているんだよ、というふうに説明されていたのですが。
んー、よくわからないけどひょっとしてそのせいなのかなぁ? わりと初期医療の担当が都市でも地方でも民間のほうが数が多かったみたいなんですよね、今まで見て来た国は都市部はともかく地方の医療体制が弱く地方のための制度から一気に導入して底上げを計った、という印象だったので、大規模な改革ではなく、小さな目標を立ててそれを達成する、というフィリピンの方針はちょっと耳新しかったかもです。
(この所詮アジア圏の医療制度なんてこの授業で聞いたのがほとんどですが。)
個人的には統括する国の機関がないと縦割り行政で連携が取れないのではないかな、と思ってしまったんですが、医療体制に関してはそんなでもないのかなぁ。
そもそも、高度医療そのものの提供が主に公共病院のほうが主流ってことなら、そこはそんなに心配することもないのかも。
出生率は高めでそろそろ1億人越えを見込み、経済状態は東南アジアの中でも悪いけど好調の兆しありと発展するだろう国と数えられ。幼児出生率は今減らしているそうですよ。