『爆問学問』#20 田中克彦(社会言語学)

“コトバから逃げられないワタクシ”が回タイトル、まあ要するに、人間は言葉を使うがゆえに言葉の範囲でなければ表現ができないのではないか。それは人間の表現の全てではないのではないかしら、というのがこの回の主な内容、だったかなぁ?(をぃ)
ところでなんで今回の先生は爆笑問題のことを「先生」と呼ぶのか。
なんか説明の段階で理解していただけなかったというかそんなことなのか。
漫才師だというのはわかっていたような気もしないでもないのですが、しかしそれと自分に自分の学問のことでインタビューに来るんだよ、というのは上手くつながらなかったというのはわからないでもないんですが。さすがに爆笑問題ってわりと知られてるのではないかと思うんですが、ある程度以上年配だとそんなこともないものなのか。


そもそもこの方の学問はえーと、言語と人間との関わり、かな?
彼についでのように、太田さんが現代の言葉は乱れてると思いますか、ということを聞いてみたものの(なんとなくわかるけど本気じゃなかったね、そんな人じゃないよな)、「いや、あれは全て変化ですね」という答えが返ってきますわけで。
人間の心の形ですら、言葉に縛られているのではないか。
そしてそれは、そこからはみ出る、言葉以外のものもあるんじゃないのかなー、ということを言っていたところまででしたっけ? でも、その言葉で表現できなかったものって一体どこに行っちゃうんでしょうね、それが要するに心の闇とかそんなものなんでしょうか。
珍しくも終始一貫先生側ペースでしたこの回。
“巨乳”やら下ネタが出てきたような気もしないでもないですが、案外、真面目に語っちゃうとそこまでですな。うん。感じる側の問題だよな、ああいうのって。