『沸騰都市』#5 ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い

ヨハネスブルグ−Wiki
正直、アパルトヘイト(黒人隔離政策)“以降”の南アフリカ共和国の本や情報、というものがどうしても信用できない、というのが身に染みていまして(嘘を伝える、と思っているわけではないんですが、本当のことを言うとは思えない)。
そしてやっぱり、今日見たこの番組にしたところで、一体どこまで客観的な内容なのか、ということを判断しかねているのですけれどもね。
やっぱり、文字じゃなくて画像ってのはそれでもいいものなんだなぁ、ということも。
そもそもアフリカ大陸の「貧富の格差」ってどう考えても一番最初のところに罠があるんですよ、その地にいる外国資本や“白人”ホワイト・カラーとの「格差」と同じ問題だという観点で取り扱っているところを見たことが一度もない(だって、同じことでしょう?)、あくまで黒人と黒人の間での格差が生まれたことが悪い、と言い出す。
それはどう考えてもおかしいんですよね、この回の“黒いダイヤ”たちにしたところで、最悪でも白人搾取層の末席として仲間入りしただけであって、なにも彼らが新しい問題を引き起こしているわけでなし、ぶっちゃければ、今までの搾取層よりもマシじゃん?
もちろんデモなどはあると思いますよ、もともと近い存在だったという思いがあるのならば憎しみが生じるのもある意味でしょうがない、なるべく早く社会貢献を、社会的に還元をして欲しい、という要求だってけして間違っているわけでもない。


でも、日本みたいな離れた社会でそんな視点共有しなくてもいいじゃん。
同時不況の影響を受け、ワールド・カップを待ち望み、不安を抱え、しかしまあ「なくてもともと」というのはいかにも特有の意識なんじゃないでしょうか。