『沸騰都市』#6 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ

サンパウロ市−Wikipedia
正直、前にこの都市の番組を見た時も中学生の子が(開業医の息子さん)、自動車で送り迎えされる学校との往復のみで外に遊びに行く習慣がない、ということが言われていたんですが、今回も含めて、そこまで「治安が悪い」というのがちょっとピンと来ないというか、防弾加工が専業で成り立つ辺り、どう考えても相当なんですけどね。
(どっちかというと上流階級のみが危険というか、そういうものなんでしょうか。)
最近著しい自動車所有者の増加で渋滞が社会問題になり、治安も良くない地上を離れてヘリコプターで高層ビルから高層ビルへ飛び回り、ヘリの個人所有者数世界一になったんだよ、というブラジルのみならず南米随一の都市というサンパウロ
現在の経済の牽引役はさとうきびを発酵させて作られるエタノール燃料。
世界同時不況によってBRICs(のBのブラジル)として持て囃していた先進国の資金は引き上げられてしまったものの、まあ、得意分野が食糧と、その余剰部分を利用しての代替エネルギー、ともなると確かに手堅いですよね。
そもそもあれなんですね、アメリカのエタノール燃料への転換政策も、ブラジルの成功がきっかけの一つとも言えなくもないのかー(つーか、日本人の「不信感」ってさすがにアメリカの政策への不信感関係ないですよねぇ? 私は正直無知だったので、この番組を見ても大丈夫なのかな? と思ってしまったんですが、実際の取引相手はずっと昔から先行してるって知らないわけがないですしね)(でも、なんでだろう?)。


中流階級まで還元され始めた、というところでの同時不況だったそうなんですが、減速はともかくまあ、上の企業そのものが安泰なら回復も早いのかなぁ。