『食彩の王国』#214 イカ

イカ−Wikipedia


基本的にあんまりヨーロッパでは海産物は食べないそうなんですが(日本食の影響ってのはむしろあるんだって)、イカなんてのは特に「悪魔の魚」と言われ、ああ、確かにw
その例外地域は南北イタリアにスペイン辺り、その習慣がどこから来たのかな、というと古代ローマ、そのレシピを渡されたシェフの人はわっくわっくと(やっぱりこういう方たちにも探究心ってあるんだなぁ)作っていたんですが、最終的になんか結構ごてごてと味を重ねるんだなぁ、と小首を傾げておいででした。
今のイタリア料理はシンプルな食材の味そのものを生かすんだって言いますね。
んで、なんでもその頃からイカ墨は消化不良に効くと食べられていたそうな。
へー、日本ではわりと最近食べられ始めた印象だったんですがそんな前からなのかぁ。
というか、インクとしても使われたというあれは誰かに教わらないと食べにくいw
どこの習慣なのかはちょっとわからなかったんですが、フランシスコ・ザビエルさんが伝えた、と言われているイカ墨料理が日本の隠れキリシタンの土地に残っていることを考えるといずれかヨーロッパであることは間違いないですよね。
「美味しくなーれ美味しくなーれ」ってスペインの自家製ソーセージ作りの時に似たようなことやってましたよー、面白いなぁ。


現在も全世界の水揚げ量の約4割を日本人が消費。よく食うなぁ。
ちょっと見た目がグロテスクと言われればそんな気もしますが、一旦料理されてあったらそんな食べにくいものでもないですし、もうちょっと広まればいいのになー。