「日本の私鉄12 西武」カラーブックス・第2シリーズ、小林尚智/諸河久

西武鉄道って正直別に、「鉄道に興味」がなくても関東圏に限らずなんとなく名前を知っているのではないのかなー、という気もするのですが、私にしたところで一体どこで話を聞いたのだかが覚えていないw
乗ったことないけど、なんか不思議な電車だよなー、という漠然とした印象しかなかったりします、どこに向かってるんだか知らないけど(池袋駅でも新宿駅でも見るには見るので)、一回くらい乗ってみたいなー、とか考えたこともあります。
位置している場所も首都圏から見て北西の地域で、結構な広域。
東武ほど観光地に直結! というわけでもないのですが、そういう意味で使えそうなのになんか微妙に縁がない(お隣の京王沿線民ですが、京王は地域的に縁がなくても不思議はないんですよw)。でも、特に悪い噂なんてのも聞いたことがない。
実際本でも、昭和61年の事故が一回(8両を失ったようです)と旧式の車両からの更新は遅かったよね、という程度のマイナスしかなかったしなぁ。
あとまあ、例の元会長一族ですよね、だいたい、鉄道会社の私有化! みたいな論点が引っ付いてることも少なくないのですが(ただ、メインでそれ語ってるのも見たことない、だいたいダーティとかグレーな経営者とか人物像ってのが先に来る感じ)、鉄道単体の本だとやっぱりそんなに問題感じないんだよなぁ。


現在の西武新宿線の元になった川越鉄道と、西武軌道という名前の元になった路面電車、今の西武池袋線である武蔵野鉄道辺りの買収前の確執はあるみたいですが、一旦この体制が完成してからは割りと筋道の通った運営されてるんじゃないのかなぁ。
戦後に西武秩父線と、西武有楽町線作ってるし事業規模もまあまあだと思うんだよなぁ。