『食彩の王国』#216 赤貝

アカガイ−Wikipedia


あ、へー、画面で見ているだけでもなにか“血のような”色をした体液が滲み出していたのでちょっとぎょっとしていたのですが、鉄ヘモグロビンが元だ、ということになると本当に血液みたいなものなんだー。なんでも貝類では唯一なのだとか。
江戸時代から寿司ネタとして名の知られたこの貝の最高級品は宮城県の閖上港(ゆりあげ)。時間も6時間のみと決められ、6cmだったかな? それ以下の物は戻すというルールになっているのですが、そもそも市場が買い取りをしてくれないのだそうです。
それは最高級品である品質の管理ということと、乱獲を防ぐ意味なのだとか。
でも、他の港だと商品になるんだけどねぇ、と笑っておられました。
(でも、ブランドを守るってことは最終的に漁師さん当人にも意味あるしねぇ。)


身を生で食べるのが一般的なようですが肝も火を通すと食べられ、日本以外の地ではどうも火を通して食べる調理法もあるらしく、なんでも身を65℃の熱水に潜らせてしゃぶしゃぶのようにして食べるもよし、昆布を敷いた上で焼いて食べるもよし。身を汁物にしたり炊き込んでもいいダシになると食べでがありそうだよなぁ。
あんまり気軽に食べられるって印象でもないですけどね、正直w
私なんかだとやっぱりお目に掛かるのは寿司ネタとしてがほとんどかな、別にいい店に行く必要はないんですが、ワンランク上の値段ってことが多いなぁ(生々しい)。
鉄分を含んでいるってことは滋養強壮にも良さそうだし、身体を温める料理なんて言い方もされていそうですね。うーん、食べたくなっちゃった、売ってないかしら。