『美の巨人たち』ジェリコー「メデューズ号の筏」(フランス)

テオドール・ジェリコー−Wikipedia
(1791.09/26−1824.01/26)


ものすごくぶっちゃけるとルーブル美術館は案外「飾るところがなかった」と言い張っても良かったような気もしないでもないんですが(私の部屋より広いかもしれない)、絵を政治的な配慮によって封印するというのはまだわかんないでもないけど、代金払わなかったってなんかセコいぞルーブル美術館
ちなみに事件と関係ないイギリスでは好評だったそうですが、ヤツらは半々の確率で自分たちの赤裸々なスキャンダルでも歓迎するのではないかと思います。そんな気が。
そもそもが植民地に向かおうとしている船、救命ボートも完備されておらず、149人が逃げ出したのちに12日間の漂流、見つけ出された時点で15人、、、ちょっと減りが期間のわりに激しいような気もしないでもないんですが(止めれ)。
事件後しばらく隠蔽されていたということなので、事件から3年めの写真のように写実的なあんなでっっかい絵ってほとんど嫌がらせのように思えた人たちの気持ちが全くわからないわけではありませんw ただこう、画家さんは生命のドラマにしか興味がなかったと思うんですがね、モデルを務めたドラクロアさんが見付けたのが死体かと思ってどきどきしていました(番組内の寸劇、結局どうだったんだろう)(処刑された死体とかを実際にモデルにしていたりもしたそうです)。なら、3年後でなければ良かったのかなぁ?
それとも、そうでなければ我を忘れてのめり込むほどの感情はなかったんでしょうか。
作品は後にドラクロアにも影響を与えたらしく、今はルーヴル美術館に買い戻され、ドラクロアの作品≪民衆を導く自由の女神≫の近くにいるのだとか。