『美の巨人たち』モディリアーニ「カリアティッド」(フランス)

アメデオ・モディリアーニ−Wikipedia
(1884.07/12−1920.01/24)


短命だった彫刻家にして画家(彫刻家として認められたかったのにほとんど画家としての名前しか残らなかったそうです)、というよりどっちかというと、彫刻家だったために短命になっちまったそうですよ、モディリアーニさん...orz

んでところで「彫刻家は長生きしないの?」と母上に聞かれたのですが、確か生涯ほとんど他に趣味すら作らんとひたすら彫っていたミケジランジェロさんはかなり長生きだったような、、、ひょっとしたら最初から大理石で彫ってたら良かったのかしら。しかしまあ、彫刻家は粘土を捏ねるべきではない! と建築用コンクリートの一発彫りで作品をひたすら作っていたことはともかくとして、やっと認められかけてやっと大理石で彫れるって時に彫刻の粉末で身体壊したって、神様ひでー。いくらなんでもそりゃないですぜ。
その彫ろうとして準備していた“美術的な柱”カリアティッドの裸婦図がこの回の表題作、まあ、もともと女性モチーフが主らしくはあるものの、わりと楚々とした女性が多い(そもそもギリシャ建築らしいので、そういう系統よね、あっちの女性像って)のにも関わらず、やったらふくよかで色気むんむんの絵なんだそうですよ。
やー、立体に起こすとちょっとインパクトはありそうでした、実際w


そしてその後、目的を失い酒に溺れ、絵を描き、それが知られるようにはなったものの、あくまで一発で下絵を書き続けて手を入れずにそのまま色を塗っていた、、、それはまあ、直接素材を彫りだすべきなのだ、という昔の信念に基づくのかもしれないのだとか。